#横浜市教育委員会 が職員を動員して一般人の #裁判 傍聴を妨害した愚かさ( #横浜市 #横浜 #教師 #わいせつ罪 #DBS )

きのうの東京新聞1面でデカデカと、

いや他のテレビなどのメディアも取り上げていたこれ。

横浜市教育委員会(以下市教委と略)は21日、2019年度から今年4月にかけて

 横浜地裁(同、地裁)で公判があった教員によるわいせつ事件で、

 多数の職員を動員して法廷の傍聴席に行かせ、

 一般の人が傍聴できないようにしていたと発表した。」

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なんでこんなバカなことを市教委がやったのかというと

「被害者の人権を守りたいから」と記者会見でそう言ってたと。

なぜこの事実が明らかにされたのかというと

東京新聞の記者が先月下旬に開かれた裁判の傍聴のために

法廷に向かうと、

「入り口にはスーツ姿の男女60人ほどの長い列ができていた。

 関係者によると、午前10時ごろには50人以上が並んでいたという。

 傍聴席は48席しかなく、

 この日の論告求刑の取材を断念せざるを得なかった。」

3月のときもそうだったと。

被害者(被告人)の名前は開廷表でも伏せられていたのに

おかしいと記者が公判後に

スーツ姿の一人の女性に傍聴のきっかけを聞いたら

「『誘われたので』『興味があるので』。

 ぶっきらぼうな短い返事が繰り返された。

 強い口調から、取材を受けたくないという意志を感じた。」

そこで4月の公判のあとに傍聴人のあとを追跡したら

市の南部学校教育事務所に入る姿を見た。

それで地裁への職員の出張記録や具体的な指示が分かる文書の開示を求めたら

今月15日になってやっと「期間内の開示決定が困難」と。

普通なら2週間以内に開示するかどうかの通知が来るはずだが

ずっと市教委は対応を巡って混乱状態だったと推察されるということだ。

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しかし、全国津々浦々で教員によるわいせつ行為が摘発されて

あちこちで裁判が行われているというのに

横浜だけで市教委ぐるみで動員して

一般人の傍聴を阻止する行為は

かえって加害者(元校長)は市教委にとって

何らかの特別な関係があるのかと思ってしまうほど

異常だとしか思えないのだ。

私は何度か民事訴訟の傍聴をしたことがあり

中には希望者が殺到して抽選で外れたこともあるが

似たような人物が傍聴券を求めて列に並ぶなんてことは

一度もなかったのだ。

紀藤正樹弁護士は自身のX(旧ツイッター)で

「これ謝罪だけですまない。

 動員した職員の給与分を返還しないといけない。

 横浜市民の税金が

 違法な目的(一般市民の傍聴を妨害するため)に利用されたのですから。

 横浜市民はもっと怒って良いし

 横浜市長は給与分の返還させるのを決断すべき事態。

 謝罪や懲戒だけで済ませる事案ではない」と書き込んでいたが

私も同意だ。

傍聴も勤務扱いにして交通費も支給していたことも認めたからには

全部返上して、市長も責任を負うのが筋だろう。

裁判を傍聴する権利は誰にでもあるのだ。

それを行政が阻止しようとするのは前代未聞のことなんだから。

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