きのう、埼玉県狭山市に住む知り合いから誘われて
犯罪被害者支援団体の活動に関する懇談会、というより
打ち上げに参加した。
そのメンバーの最年長が花形直平さんだ。
１９２９年生まれの９５歳。
知り合いは最近トシをとってきたというが
奥さんに先立たれてから一人暮らし、
それでも７７歳でＳ市の市民大学（当時はシニアコミュニティカレッジ）
に入学し、数々の著作も行い
前述の団体にも積極的に参加した。
私が昨年、この団体主催の行事に参加したときに
花形さんを知り、「私の戦争体験」を後に購入した。
海軍飛行予科練習生としての戦争末期の体験を遺した
貴重な記録である。
打ち上げの最中、「俺はもうなにもできない」と言ってたが
他のメンバーから、花形さんがこうして生きていることが
みんなにとっての喜びなんですよと声をかけあう。
「きょうは嬉しいよ！こんなにしてもらえて。」と花形さん。
ここに心のつながりがあり、
生きがいもある。私も
花形さんのような人生の後半戦を迎えられたらと本当に思った。
年老いていくことはどうしてもネガティブばかりになりがちだ。
だからこそ、花形さんの生き方は
とても参考になるし、憧れにもなる。
帰りがけにスマホのニュースで
享年９５歳。
宗教界のみならず
日本のキングメーカーを目指していたようだが
自公連立にひびが入り、旧統一教会から始まった
「宗教２世」問題も創価学会を揺るがす。
きのうは創立記念日で
読売新聞には一面広告が出た。
なんとも不気味さを感じさせるが、
合掌。
