あれだけ解散風を吹かせておいて
いい気になっていた岸田首相が
きのう15日の夕方になって
それはないと報道陣に答えたそうだ。
(先月23日発売の日刊ゲンダイより)
もちろん理由はちゃんとある
自身のバカ息子の醜態ぶりが
週刊誌にすっぱ抜かれたことで
内閣支持率が急降下したからだ。
本当ならば
いま解散すれば、野党がバラバラな状態で
自民党が楽勝になるはずだった。
ところが東京29区(10増10減に伴う新選挙区)で
自民と公明がもめて東京に限り選挙協力が破断になるかと言われた。
しかしきのうになって合意文書を交わしたという
報道があった。
しかし、あくまでも
その作業は今月下旬に締結するという内容だった。
ここで一つの揺さぶりとなる。
すなわち6月中に締結できれば
解散へのフリーハンドを再び首相が握れるはずだった。
噂でささやかれている「7月6日投開票」とはいかなくても
会期末の21日までに解散権を行使できる可能性は
まったくゼロではないからだ。
それでも解散風を吹かすのを止めたようなのだ。
さらにもう一つの原因として
シングルマザーとの不倫関係を
週刊文春にすっぱ抜かれた。
広末涼子の件と同時にである。
こんな状況では
とても「解散だ!」とは言えないだろう。
ましてや陸上自衛隊候補生(19歳)が
教官など3名の隊員を銃撃して
2名を死に追い込んだ事件が起きたのである。
ますます「政局」に発展させる環境にできないだろうし
やったら与党を不利に追い込むことになるだろう。
しかし21日まで時間がある。
そんならいっその事、
解散権を行使してくれたほうがいい。
なにしろ争点になることが
いっぱいあるのだから…。