松戸市議選民主完敗 本郷谷市長はもっと本音を吐け

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きのうの続き。

きょうの「讀賣」の千葉東葛面で松戸市議選の民主党の完敗ぶりを
大きく伝えていた。
国政の菅内閣の失策とそれによる支持率低下が直接の原因だとのことで、
それにもかかわらず11人(6区支部7人、7区支部4人)も候補を擁立して
支部の活動が思わしくなかったのにそのまま「攻め」の選挙をやってしまった
のも問題だと指摘している。しかしそれだけではない。
国政でも「ブレまくっている」民主党だが、松戸市政でも大きく「ブレまくっている」のだ。
市立病院では「現地立替え推進派」の本郷谷氏を市長選で推薦、当選させた
民主党は市議選で、推薦候補をめぐる「確執」をあらわにした。
同じ公認候補で「現地立替え」と「移転」を主張している異常事態が
何の不思議もなく出てきたのがその証拠だ。
「移転」とまではいかなくても市立病院の問題をわざとさけた候補もいた。
この候補は4月臨時議会で「東松戸移転やむなし」と討論の場で主張している。
9月の党代表選もからんで6区と7区の対立も表面化して、調整どころではなくなり
その挙句に候補者全員が本郷谷市長のマニュフェストに対して
ほんとうに支持・推進を考えているのかさえもあやしくなっているという噂さえも出るほどだった。
まさに市政でも「ブレた」のである。
新人候補にとっても外からだけではなく身内からも逆風が出てきたのでは
まともに選挙にならなくて当たり前だ。
これに対して野党同然の公明・自民と共産は市立病院問題に対して
「以前どおりの主張と態度」を貫いて改選前の議席を守ったのだから
してやったりだろう。「ブレた」ほうが悪いのだから。(みんなの党も)

市長はきのうの記者会見で、
「国政の環境を見れば、実力オーバーだったと思う。」と言ってるが
民主党の候補は全員が自分の味方ではなかったからだ。」と本当は言いたかったはずだ。
(選挙ポスターでは本郷谷後援会推薦のシ―ルの有無ですぐわかるようになっていた。)
皮肉にも自分のマニュフェストを良く思っていなかった現職は全員落選した代わりに、
自分が力を入れた無所属候補は2勝1敗で勝ち越した。
だから、「市長への信任が一部ではあった選挙で、それが信任された。
市議会に一定の核ができた。」と言ったのだ。
もう遠慮はいらない。民主党は100パーセント自分を支えてくれるわけではないことが
わかったし、本当の味方になってくれる市議がわずかながら増えた。
自分のマニュフェストに自信をもって民主党にも厳しくモノ申すべきである。
それができなければ、今度は「市長がブレまくっている」との批判は必ず出てくるはずだから。

YOMIURI ONLINE「民主松戸ショック」

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20101123-OYT8T00057.htm

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