キエフは「クィイヴ」と呼んで欲しかった⁉

きのうのブログについて

ちょっとだけ修正させていただきます。

というのも、

同じきのう付の東京新聞こちら特報部」に

キエフチェルノブイリなどの呼称変更に関する

真相記事があったからです。

国際ウクライナ学会日本支部に当たる

ウクライナ研究会」の会長を務める

神戸学院大学の岡部芳彦教授が特報部の取材にこう答えたからです。

 

ウクライナの在日大使館は2019年7月に

「地名の正しいスペルと使用法に関する公式ガイド」を掲載し

「ロシア語に根差す地名は苦痛で受け入れがたい」と訴えた上で、

 

ウクライナ」は「ウクラーナ」「キエフ」は「クィイヴ」

そして「チェルノブイリ」は「チョルノブイリ」とする案を

示したが、

日本政府には正式に提出されていなかったようで

外務省の中・東欧課の関係者は「承知していない」と。

さらに同年9月には岡部氏が座長を務めた

ウクライナの地名のカタカナ表記に関する有識者会議」が行われて

ウクライナの大使館や外務省の関係者の間で「議論が沸騰」した結果、

「キーウ」「キイフ」「キエフ」を認め

ウクライナの国名は変えないことにしたということです。

ちょうどその頃、当時のアベ首相が

「ウラジミール、君と僕は同じ未来を見ている」と

ほざいていた時期だったのです。

そしていま、「キエフ」は「キーフ」、「チェルノブイリ」は

「チョルノ―ビリ」と呼称を変更すると政府が決めて

マスコミもこれに追随しましたが、

在日ウクライナ大使館側は3年前から

呼称の変更を間接的に日本政府に申し入れていたのにも関わらず

当時の政治判断ですっかり「無視」されていたということです。

今年の変更はウクライナ側の要請ではありませんが

ずっと前からそうして欲しかったので

結果的にこうなったから、

ゼレンスキー大統領はTwitterで謝意を示し

現地では好意的に受け止められている。

ただし「(キーフは)現地の人が聞いたら、

ちょっと違うように聞こえるかもしれない。」

筑波大学の東野篤子教授のコメント)というわけで、

これからは、

キエフ(クィイヴ)と表記して

ロシア・ウクライナの間で「中立」と保つことに

していこうと思います。

また、チェルノブイリについては

個人的に支援している「チェルノブイリ子ども基金」が

「支援の中身が変わるわけじゃない。

 国が突然変えたことに合わせる必要がない」と

佐々木真理事務局長が取材に答えたことから

これからも従来通りでいこうと考えています。

もともとあの原子力発電所旧ソ連が建設したもので

ウクライナソ連の衛星国として

ロシアに従属していた歴史を

かき消す必要はないはずですから。

shiraike.hatenablog.com

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