かなり前の話になって恐縮だが、
昨年11月5日の東京新聞朝刊を見て
まさに待望の知らせが届いた思いだった。
北海道でずっと実験が続いていた
DMV(デュアル・モード・ビーグル)の営業運転が
年内に四国の阿佐海岸鉄道で開始されることを
徳島県が明らかにしたという記事だった。
地域の交通網確保とともに
新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた
観光需要の回復も期待しているということだ。
このDMVとは、
車両は中型のバスのサイズで
鉄道の線路と道路上を車輪とタイヤを切り替えることで
相互に走らせることができる
新たな交通システムなのだ。
最初は北海道のJR釧網本線などで実験が行われたが
その周辺、というより
高知県の甲浦(東洋町)から
室戸岬を通って海の駅とろむまで
結ぶ新路線をつくる予定だということだから
絶対に行ってみたくなる。
阿波海南文化村と道の駅宍喰温泉などを結ぶというから
鉄道とバスの長所を補って
観光の楽しみを拡げていくという良さがある。
そしてついに25日。
来年ぜひとも乗ってみたい。
(1月31日付の同紙最終面より。
ターミナルなどを変更したため
JR牟岐線の乗り入れを阿佐海南から海部までに短縮したことを報じている。
新しいローカル線の生き残り策を選択した決断に
ますます応援したくなった記事だった。)