しばらく話題にしないうちに
どんどん数が増えていく。
それは何か?
整備目的などで駐機している
あのオスプレイである。
きのうの東京新聞朝刊で
新たに普天間から木更津へ1機到着したと
これで米軍の所属機は6機、陸上自衛隊所属(暫定)を含めると
10機が木更津にいるということになると。
さらに同紙はベタ記事だが
8月以降にオスプレイがなんと
東京湾上空以外に
千葉県内外の他の飛行場へ飛んで
搭載されている機関銃を使って
射撃訓練を行うという発表を防衛省がしたと報じている。
いやはや、台湾海峡が緊張しているからといって
関東地域(またはそれ以外?)でオスプレイが
本当の「非常時」訓練をやるなんておだやかではない。
ましてこれまでの離着陸のほかに
編隊着陸訓練もやる。事故のリスクが高くなるのを覚悟で
こんなことをやるのだから
コロナ禍なのに、まるできょうにでも
日本の周辺でドンパチが起きるのか。
異常極まりない。
同じ日に発売された日刊ゲンダイ(15日付)の
高野孟さんの連載コラム。
なんと防衛省の外郭雑誌「軍事研究」8月号で
「沖縄の海兵隊を除去できる3つの理由」と題した論文があったと。
その理由として実際に沖縄に実勤しているのは
第31海兵遠征隊のみでその規模は1個強化大隊。
ピンとこないが大きな基地に駐留するレベルではないということか。
しかも1年の半分は沖縄を離れていることや
海と空から中国・北朝鮮に侵攻できる能力をもっていない部隊ということ、
まさに詐欺まがいといっても良い。
その連中が沖縄の民間人(特に女性)に
乱暴をしたり殺人までやって治安を悪くしているのだから
沖縄が重い軍事的負担から解消される。
もちろん自衛隊の南西諸島の進出も
様々な問題や対立も抱えているが、
沖縄にとっても本土にとっても
「無用の長物」であることが証明された論文といえる。
(筆者は軍事ライター・文谷数重氏)
なにしろオスプレイは輸送機として
災害救助や人道支援に役立つとかいってたのに
昨年や一昨年の大規模災害では
1機も飛んでいないのだ。
輸送機として多くの人員や物品を積むことが出来て
かつどこでもヘリコプターと同じくらいの
離発着が出来るのにもかかわらずだ。
いずれにしても
コロナによる自粛ムードの中で
新たな危険を首都圏に持ち込む
オスプレイ訓練の拡大には絶対に反対する。
戦争をやっているヒマがあったら
コロナから人類が救われる手段を
全世界レベルで解決させる道を選んだほうが
ベストなのであるはずだから。
(2018年7月1日の木更津パレードより。)
防衛省の交付金、木更津市で倍増…オスプレイ暫定配備で見返りか 基地依存の高まりに懸念:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)
陸自オスプレイ、夜間飛行を開始 21日以降に 木更津駐屯地:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)