続・東日本大震災あれから10年 祈りと誓いと「まだ通過点」

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3月11日、

自宅の最寄り駅では黒い布をつけた国旗があった。

「半旗」と同じ意味を持っている。

ここに立ち、

改めて犠牲にあった全ての方々に弔意と、

そしてこれからもあの時の災厄を教訓にして

少しでも多くの命が守られる社会にすることに

誓いを立てる。

午後2時46分は仕事中のため、黙祷が出来ない代わりに。

 

10年の間に、

防災について家族と話し合い

出来ることから水・食料・その他の備蓄を整え

(風呂場の浴槽には常に水を貯めるようにした)

情報を確保した上で

避難態勢をつくれるようにした。

しかし家は介護が必要な家族がいるため

原則的に「自宅避難」の形をとることになる。

コロナ禍の不安も考えるとやむを得ない。

しかし、完全な形にはまだなっていない。

被災体験の声から

例えば寝室の前にスリッパを置いて

ガラスが割れて散乱した時に備えるとか

また停電やガスが止まったときに

カセットコンロをどう確保するか、

(普段から使わないとボンベの安全に不安がある)

また家屋の耐震性も課題になっている。

バリアフリーなどでリフォーム工事を何度もやっているが

震度7以上の揺れに耐えられるかは100%と断言できない。

 

地域の防災ボランティアに参加するなどして

様々な知識をつけるようにはなったが

いざ実践となると自信が持てないことも多い。

そういう意味では

震災そのものと向かい合うという点では

10年は「まだ通過点」、

むしろこれからだと感じている。

 

復興とはまた違うことに

もっと前へ進めていきたい。

命と暮らしと地域を守るためにも。

shiraikeの東日本大震災日記―2017年1月14日 (coocan.jp)

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