千葉市 IR(カジノ)リゾート誘致見送りへ(ゴーン被告記者会見)

きょうの東京新聞朝刊の一面を見ると

トップの見出しは

「(上野の)不忍池 外来種の脅威」

「都 20年以上放置」

しかし、この記事の下にある

千葉市がIR誘致見送りという

見出しの方に最も注目した。

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(同日付け・千葉中央面より)

横浜市大阪市と違って

あまり全国的どころか

地元の人間も関心が薄かった千葉のIR誘致だが

2013年に市議会が誘致に関する決議を可決させたものの

市は誘致に慎重な姿勢をとっていたとのこと。

そして昨年の台風豪雨被害を受けて

その復興を優先させた形をとったそうだ。

熊谷俊人市長も誘致に関しては

中立の立場をとっていたことも

一つの理由となったようで、

決して北海道が断念に追い込まれた

あの中国系企業をめぐる騒動とは

別の話で決まったという説明もついた。

市民を二分させるような対立劇を生まずに済んで

良かったと思うが

反対派は

「市の今回の評価を歓迎したい。

 引き続き、カジノは千葉や関東に

 ふさわしくないものとして、

 活動を続けていきたい。」

(布施貴良・カジノ問題を考える千葉市民の会代表)

一方推進派は

「非常に残念な判断。」

「誘致できれば市の観光資源になるし、

 県全域の観光振興の流れを作りたかった。」

(誘致準備会社「ちばの未来MISE・IR」の松本有【たもつ】さん)

もっともIR誘致を推進する市議連盟からは

「具体的な方向性が全く決まっていなかった中で

 今回、国が提示したスケジュールでは厳しかった」と

仕方がないといった無責任な声もあり

識者からは幕張新都心エリアは文教都市や住宅地に近く

IRを整備することは住民に対する背信行為になるとの意見も。

静岡大学・鳥畑与一教授)

だから見送りよりも断念すべきだと。

私のこれには賛成。

もとから市がやる気がないのなら止めたほうが

一番良いのだ。

 

このブログを書いてる最中に

日産自動車会長の

カルロス・ゴーン被告の記者会見を

テレビ東京のWBSが生で中継していた。

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ゴーン被告は1時間にわたって

自分の言い分を並べ立てていたが

なんともドッチラケ状態に映るのは

やはりコスト・カッターとしての印象と

古巣ヌノ―との関係、

そしてこの日の「こちら特報部」で書いてあった

不法入国の疑いで長期拘留されていた外国人の声。

「私たちは逃亡せずきちんと日本の裁判で潔白を証明する。」

「ゴーン被告は金の力で自由を手にしたようなもの。」

結局、日本の司法制度に問題はあっても

逃亡劇についてはだれも同情はしていないということだ。

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