2020年沖縄の旅(3)

(すみません。先月26日のブログのつづきです。)

6月23日、沖縄は75回目の

慰霊の日。

朝6時に宿を出て、近くにある

那覇バスターミナルから

糸満へ。

終点のバスターミナルで

近くに止まっていたタクシーに乗って

白梅の塔(旧・県立第二高女学徒隊の慰霊塔)へ。

いつもは14時から行われていた

慰霊祭がコロナ対策のために

自由参拝になったと情報が入ったからだった。

着いたのは7時半すぎ。

誰もいない慰霊の塔に手を合わせる。

その後に琉球放送の取材を受けるが

次の世代に語り伝えることができるかという

不安を伝えることで精一杯。

「なぜこちらに?」の質問には

5年くらい前から

中山きくさん(白梅同窓会会長)の知り合いの

知りあい(新聞うずみ火のこと)が

きっかけになったことを話しておいた。

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(下の写真は2018年の慰霊祭です。)

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その後、摩文仁

沖縄県平和祈念公園へ。

雨がまだ降らない中、

平和祈念資料館へ。

その庭には、オブジェらしきものが

あった。

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(汚染水NOの文字が見えた)

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(見ろ敗残兵の鉄兜だ!だが

 ぼくらがみじめに敗けたのは

 こいつが頭から打ち落されたときではない

 おとなしく ぼくらがこいつを

 かぶったときだ【原文ママ】)

これらの作品は、

「沖縄アジア平和芸術祭2020」の

オープニングセレモニーで

展示されたものだと

翌日の琉球新報を読んでわかった。

記事によると

「汚染水NO」のほうは

高良憲義さんの作品で

米軍基地から出る汚染物質で

地下水が汚されている事実に警鐘を与える作品。

鉄兜(ヘルメット)のほうは

新垣安雄さんの作品。

さらに記事では

高良さんのほうが

展示を許可した申請書に

写真が添付されてなかったから撤去せよと

沖縄県平和祈念財団から求められていると。

それに対して主催者側は

「作品の内容に注文を付けられるのは

 納得できない」として

予定通り28日まで展示すると発表。

「政治的な作品ではなく、県民の命を守るための

 作品だ。」と高良さん。

まさか沖縄でも

あいちトリエンナーレのようなことが

起きているとは思わなかった。

表現の自由が保障されてこそ

平和の社会が築かれるというのに

なんでこんなことばかりなのだろうか?

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(平和の礎にて。子どもたちの祈る姿にマスコミのカメラも

 そっと集まっていた。)

(つづく)

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