新型コロナウイルス騒動よりも森友疑惑「裁判」判決が重要だったはずの2月19日

やっとあのクルーズ船から乗客全員が

解放されたとか

神戸大学の教授が船内に入って

地獄絵図だとYouTubeで流したら

厚労副大臣が噛みついたとか

そんなことはどうでもいいのだ。

19日はあの「モリカケ疑惑」の

「モリ」森友学園の、

籠池泰典前理事長と妻・諄子(諄子)前副理事長の

両被告が国と大阪府・市の補助金をだまし取った罪の

判決が言い渡された日なのだ。

結局泰典被告は詐欺罪による懲役5年の実刑判決。

諄子被告は懲役3年執行猶予5年の判決が下ったが

大阪府・市の補助金(1億2千万円)を詐取した分は

無罪となった。

もっとも今回の判決、というよりは

裁判そのものは完全なる無理筋の事件「もどき」

であって、ほんとうは

なぜ「安倍晋三記念小学校」が、

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14億もの価値があった国有地に

1億3400万円の土地購入費で

建てることが出来たのだろうかと

いうことではなかったか。

間にはさんだ写真は「週刊朝日」の2017年3月10日号の記事だが、

まだその頃は泰典理事長の「日本会議」における力と

諄子副理事長が在日中国・朝鮮人にヘイトまがいの手紙を

保護者に送って騒動になったり

そして安倍首相を崇拝する運動会での宣誓とか

教育勅語を利用するウルトラ右翼の教育方針が

テレビでもさかんに報道され出したころ。

しかしこの記事から見えてきたのは

森友側の業者と近畿財務局・国交省大阪航空局

「地中からごみが出てきた」ことで

土地売買をめぐる「値引き交渉」をしていたことが

暴露されたことだ。

これについては泰典氏はあったことを認めているのだが

裁判ではこの点が問われず、

建設のための補助金を申請したときに

業者と共謀して虚偽の契約書(工事のための)を作成したことを

起訴理由にしているのだ。

これについては「設計業者にすべてまかせており

概算でやっているので虚偽ではない」と反論したのにもかかわらず

判決では退けられた。

また諄子氏にかけられた、

運営する幼稚園で2011~2016年度にわたって

病気や障害のある園児に特別な支援をしたと偽って

補助金をせしめたという件も

大阪府・市が完全に

泰典氏が「おおさか維新の会」(日本維新の会)がバックについているから

「お目こぼし」をしてもらったのではという

疑惑が指摘されたのにもかかわらず、

松井一郎知事や橋下徹市長(いずれも当時)が

当時の担当職員を処分して

自らの関与を否定。

諄子氏のみに罪をなすりつけようとしたが

もともと国有地取得に関係ない話だ。

しかし補助金については共犯ということに

したわけなのか。

この疑惑では

政府関係者など38名は告発されたが

起訴されたのは籠池夫妻のみだった。

その最大の理由が

昭恵夫人にお詫びとして、寄付金100万円を

 お返ししたい。」ということ。

まさに首相夫妻という

虎の尾を踏んずけてしまったのだが

泰典氏は証人喚問でも

お茶を濁すような発言をいっさい行わず

そして裁判でも曖昧な態度を取らなかった。

当時の理財局長が「交渉資料はすべて破棄した」と言い張って

国税庁長官に出世したり

同じ財務省の役人が突然自殺したりと

いまだに謎が残るこの疑惑は

本当に「終わった」のだろうか?

「破格の取引ゆえ政治案件とされているが、

 近畿財務局レベルでは無理。

 本省からのOKがないとできないです。」

(近畿財務局関係者、上の写真の記事より)

それこそ総理はとっくの昔に

総辞職しなければいけないのに

自分に絶対服従してくれる人物を検事総長に据えて

さらに籠池氏らに圧力をかけていくだろう。

だが当事者の2人は

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(いずれも19日のTBSテレビ・NEWS23より)

これからも安倍首相相手に

ファイティングポーズを取り続ける。

野党の皆さん、

目先のことばかりを追いかけず

この疑惑を疑惑のままで

終わらせないでくださいね。(マスコミも)

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