予告がないまま26日に試験飛行が行われた。
(東京新聞朝刊27日付一面より)
事前に飛ぶ日程やルートが明らかになっていないまま飛ばされたことで
住民に不安と反発が広がっている。
「聞いたことのない大きな音で、家の壁が揺れたようだった。」
「事故の多い機体が住宅上空を飛ぶのはやめてほしい。せめて何日か前に通知して。」
(駐屯地近くに自宅がある村上文子さん・東京新聞社会面記事より)
「十分な情報提供をしないまま、いつの間にか試験飛行をされたという感覚だ。」
(木更津・「オスプレイ来るな いらない住民の会」 野中晃事務局長・同)
オスプレイが同地で整備を開始したのは2017年7月で、当初は7か月で
完了する予定だったのが2年たっても完了していない。
だから飛んだ機体はまだ完全ではないので事故の危険性は高い。
この試験飛行は整備前の2016年10月24日に続き2度目になる。
2016年の時は市民有志や千葉県内の平和団体などが
木更津市街で海に近い中の島大橋で抗議行動を行い、
11月13日には駐屯地に近い吾妻公園で集会とデモ行動が行われた。
そして、昨年7月1日にも同じ場所とルートで2度目の
集会とデモが実行され、私も参加した。
整備そのものが遅れている上に住民側の抵抗を恐れて
抜き打ち的に試験飛行を行うことは逆に安全や信頼を損なうことが
日米双方ともわかっているのに実行している。
おまけに整備を預かっているのは「SUBARU」だが
メーカーとは違う企業がずっと作業を行って既に2年経っている。
今後とも同じペースでやれば
暫定配備される予定の5機は本当に役に立つ存在になるのか
疑問がある。
そういえば7月の集会の時、会場周辺から
右翼らしき車のスピーカーから
車も定期点検するのだからオスプレイも整備するのが当たり前だと
言いまくっていたが、
まともな車のオーナーならばこんな整備工場に任せませんよ。
ましてユーザー紹介だったらユーザーにも抗議して
最悪、車を買い替えることにもなるだろう。
2年も整備期間がかかってまだ完了していないこと自体
前代未聞だと思いませんか。
そうでなくても、高級外車をスバルの指定工場で整備させる
ことなんてありえないでしょう。
いくらスバルがかって戦闘機をつくり
自衛隊の練習機を供給させた実績があったとしても。