開港2日めの茨城空港を見に行く(3)

国際線到着ロビーは、到着客を見るためにたくさんの人々が今や遅しと待ち構えていた。
そして開港2日めなのにけっこうマスコミの取材クルーも来ていた。

こちらはNHKの取材カメラ。
一番目立っていたのはテレビ朝日の取材クルー。

ツアー客を待ち受ける旅行会社の人に取材するなどして、なんとかいいアングルで到着客のインタビュー映像を撮ろうと必死になっていた。

観光協会の職員も記念品を持ってスタンバイOKだ。

しかし、着陸してから20分たっても誰ひとりとしてロビーに姿を現さない。

旅行会社の人もまちぼうけ状態だ。
「どうして出てこないんだ。」「入国審査の関係でしょう。」(県観光協会職員同士の会話)
「あのう、この記念品もらえないの?」「申し訳ありません。航空便を利用されたお客様のみなんです…。」(見物客と県観光協会職員の会話)

アシアナ航空の地上職員が通り過ぎて、少したってやっと最初の到着客が出てきた。

しかしドッと降りてくることなく、また時間がたってしまった。

通りすぎるのはアシアナの職員のみ。

ロビーのテレビが「ウェルかめ」を映し出してから、少しづつ客が降りてきたのだが

本当にツアー客が乗っているのかと疑いたくなるほど客がスムーズに降りてこないのだ。

こちらは日本テレビの取材クルーだが、フジテレビの取材クルーもインタビューをしていて、翌日「めざましどようびメガ」を見たら
このインタビューをやっていて、到着客はこういっていた。
「こんな国際空港最悪だ!もう2度と来ない!」
そりゃそうだろう。日本の空港でこんなに入国審査が長くかかるなんて聞いたことがない。
そうしているうちに午後1時になった。結局ロビーに現れたのは3名ちょっと。
私は出発便の飛行機などを撮るため再び送迎デッキに戻った。(つづく)