矢切の渡しが台風などの被害で一部運航中止へ

文化の日の振替休日だった11月4日の

千葉日報を買って、その一面に

「えっ!」と思った。

矢切の渡しが松戸・矢切側から運行できなくなったという

記事だ。

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河川敷の乗り場から船へとつながる桟橋が、

台風19号による増水で流され、

その下の土も削られて大きく陥没。

桟橋を支える鉄版は残ったが

「お客さんを安全に乗せられない」状態だと。

渡し船の運行をするのは

代々、松戸市の杉浦家が受け継いでいるのだが

桟橋の復旧はすべて自己負担。

ほかの業者に発注せず手作業だ。

資金に余裕がないからだとのこと。

さらに台風通過の前後に

船に搭載しているエンジンが盗まれた。

(3艘のうち2艘)

「台風で人のいないところを狙われた。」

(記事より杉浦さんのコメント)

被害総額は百万円超で

さらに船をつなぐロープまで切られて

すべて流されるところだったというから

許しがたい火事場泥棒である。

それでももっと被害にあった人がたくさんいるからと

前をむいて作業を進めていると記事は結んだ。

 

これを読んで思ったことは

松戸市民はどれだけこの情報を知っているのかが

わからないという点だ。

何も知らない観光客が

休日に渡し船に乗るために

バスなどで松戸側の乗り場へ行って

そこで休止だと知ったら

これは興ざめだろう。

ちなみに観光協会のホームページでは

反対の柴又(東京・葛飾区)側からなら

乗船が出来ると書いてはあった。

(柴又へ再びもどるルートになっている)

沖縄の首里城の大火は連日ニュースで伝えているから

誰もが知っているだろうが

地元のこの情報はあまりニュースでも流れていないはずだ。

また資金面に不足があったら

寄付などが出来ないのだろうか。

どうもその点が気がかりだ。

今後も情報を出来るだけ得られるように

していくしかない。

きのうは一日雨、それでも復旧は続けなければ

ならないのか。

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(13日付読売新聞東葛面より)

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