きのう、
八澤季実さんから新春早々に案内状をいただいたので
元日から月が替わっても
ギャラリーKINGYOへ。
「1000枚drawing Vol.8-B」
前回(2022年1月)はここから
谷中のほうへ足を運んだが
今回は日暮里駅から谷中銀座の賑わうなかをすり抜けて
少々迷いながらもギャラリーへ。
八澤季実さんの絵は自然と生活のさりげない
融合があって、そこに変わらないポリシーがある。
大きなキャンバスの桜の絵は久しぶりだ。
以前に稔台の床屋跡で購入した
手ぬぐいのデザインのことを思い出した。
もう少し我慢すれば春が来る。
何人かが私のようにゆったりとした雰囲気のなかで
絵に見入っていたが、
その中に自身の作品の展示替えをする人がいた。
masala iroさんだった。
ご高齢の女性がその最中に作品を見ていたので
masalaさんが作品の説明をしていた。
こういうことはありそうでないことだ。
普通のクレヨンの油脂の匂いが苦手ということで
全部白石和紙とミツロウクレヨンで書いたという。
それでもカラフルな作品に仕上がっているのには驚いたが
それだけ和紙は用紙と比べて丈夫だということで
なんと東大寺の修二会(しゅにえ)の紙衣(かみこ)にも
白石和紙が使われていて
王子の紙の博物館で見ることが出来ると聞いた。
(この件は明日のブログで)
他には、
7冊のスケッチブックから好きな絵をえらんで
客の自由に展示が出来るのや(白倉美奈子)
4つのちいさな白い板だけなので何だと見たら
「つくり続けることで出来た机の傷は
私にとってのDrawingかもしれない」
じっくり見たら確かに傷が見えた(浅野典子)。
(榊原勝敏)
表現は無限大、それを実感することは
ほんとうの芸術なのかなとふと思った。
出展したみなさま、ほんとうにありがとう。
(文中一部敬称略)