ネット署名活動から火がついた
神宮外苑再開発問題。
大量の樹木が伐採されて緑が少なくなるということで
反対の声が大きくなっているが
きのう発売の日刊ゲンダイでは
東京地検特捜部が、
スポンサー契約の不正を洗い出す班と
「政界ルート専従捜査班」の2班に分かれて
捜査に当たっているということを伝えた記事があった。
(月刊誌「FACTA」10月号による)
そしてその政界ルート専従捜査班が目を付けているのが
「もしこっちが✕になったらどうする?」
「神宮外苑全体の再整備は進める」
「すばらしいよ。あと15年は長生きしないと」
これは森喜朗と当時の副知事とのやりとり。
こっちとは東京2020大会の招致のことである。
2012年5月のことで、
6年後に共産党が東京都から入手した文書にあったとのこと。
国立競技場の改修を含めた神宮外苑再開発を決めたのは
2011年のこと。翌年に新国立競技場の建設が決定し
さらに2013年には明治神宮地区の建物の高さ制限を
15mから最大80mに緩和。
などの建設が可能になったわけだから
前述の会話はまさに「物証」となる。
クサイ何かがあるというわけだ。
もちろん今後も高橋元理事の取り調べを中心にして
慎重に捜査は進められるし、
既に森本人は任意で事情聴取に応じたことで
「一段落だろう」と言われているようだが
実刑判決で追い詰められたら
高橋本人が「洗いざらいぶちまける」供述をするのではないかと。
できればそうしてもらいたいところだ。
でなければ理不尽に神宮の森が荒らされる
こんな計画が強行されるわけがない。
政治家が動かない巨大開発などありえないのだから。