「月曜から夜ふかし」で昔の職場を思い出したこと

いやぁ懐かしいなぁ。

でも自分はこの仕事は出来なかったなぁ。

そんなことを思い出させてくれたのが

19日(敬老の日)に放送された

日テレの「月曜から夜ふかし」だった。

「○○すぎる○○を調査した件」で

「テキトーすぎるチラシ」として紹介された、

コープさっぽろのエリア別担当者・斉藤恒さん作成の

共同購入(個配)のコープ製品売り込みチラシだった。

斉藤さん曰く、自分のコース(エリア)はあまり物が売れない、

声をかけてもうまくしゃべれないし

「絵を選択した?」「えぇ」。

そしたらなんと斉藤さんのエリアが

供給高(生協では売り上げ高とは言わないが、番組では誤って使っている)で

V字回復を果たしているのだから

仰天してしまった。

しかし、そうなった理由はちゃんとあった。

チラシは商品を売り込むために

見る側の興味を湧かせることができるように

イラストやPOPなどをふんだんに使うのが常識だが、

斉藤さんのはイラストを必要最低限にして、

その代わりに製品(これも番組は商品と言ってる。違いますよ!)の

使い方(例・そのままレンジで温めるだけ)をきちんと入れている。

まさに売るために「最低限必要なこと」を

忘れていないことがヒットどころかホームランにつながったのだ。

それどころか、このヘタウマなイラストに

「かわいい」「いやされる」という反響まで出ているというから

スゴイのなんのって。

(斉藤さんの上司である白石宅配センター長の川西毅尚さん。)

 

実は私も大学を卒業して就職したのは生協だった。

ずっと後方の生鮮センターで仕事をしていたが

その頃に組合職員としての自己啓発として

さまざまな通信教育を受講することが出来た。

その中で選んだひとつに「POP文字講座」があった。

上のチラシや店舗などでの売り込みに使えるようにと

いうわけらしいが、

私は面白そうだからという理由でやってみた次第。

その後に共同購入センターに異動になったが

心の病になって休職、そして退職。

仕事にPOPを活かせることが出来なかった。

もっともその後に

「新聞うずみ火」の創刊10周年の記念パーティー

看板つくりと、

「アベ政権は許せない」などの国会行動などの

プラカードなどで教わったことが役に立ったのだ。

退職していまの職場に移った(30日でおしまいだが)

2013~15年のことだった。

私のPOPもそんなにうまい方じゃなし

チラシの載せられるほどのイラストも描けない。

だけど斉藤さんのように

担当職員としての仕事がきちんとしていれば

テキトーな絵や文字でも

組合員さんの心を掴めるというのは

なんか心の底から

元気づけられた感じだった。

 

ちなみに一世を風靡した

生協の白石さん」は

東京農工大学の生協から、

いま日生協(コープさっぽろの上部団体でもある)に出向して

活躍中だということも

新聞で読んだのでついでに紹介。

皆さん本当に頑張っています。

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