「ちむどんどん」の横浜・鶴見のおきなわ物産センターへ

2022年、本当の沖縄に行けないのなら

NHKの朝ドラの舞台にもなった

横浜市鶴見区の沖縄タウンに行ってみようと思った。

6月24日の午前中にJR鶴見駅に降り立ち

日刊ゲンダイのGW特集号の記事を頼りに

京急鶴見駅を突っ切り

鶴見川方面を潮風大通りを歩き、

汐鶴橋を渡った。

そのあと、道路標識もなにも見つからず

きょろきょろと南の方向へ歩くと

「潮田神社入口」の交差点のところで

出没!アド街ック天国」で見た

「ちむどんどんの舞台横浜鶴見へようこそ」ののぼりを見つけた。

潮田銀座という通りへ曲がっていくと

「知花ビル」という建物があって

沖縄タウンに来たんだという実感が少し湧いたが

目的地がなかなか見つからない。

大きな交差点があったので右へ曲がって

左のほうの歩道を歩くとやっと見えてきた。

おきなわ物産センター(沖鶴マーケット)だ。

到着するとおなかがすいてきたので

入り口近くのそばと島雑貨の店「ていんがーら」に入る。

前金制で店員さんがバイトの男の子に

注文と会計の方法を教えながら

オーダーをとってくれた。

ソーキそば(中)とジューシー(沖縄の炊き込みご飯)で

併せて1000円(税込み)。

味は文句なし。沖縄そばの良いところは

ラーメンと日本そばとうどんのいいとこどりであることだ。

まさに沖縄が生んだ、

ちゃんぷるー(チャンプルー)文化の象徴と言えるだろう。

ソーキはスペアリブと同じ部位が使われる。

ラフテー(角煮)に使われる三枚肉(バラ)との取り合わせもいいが

やっぱりかぶりつくときの骨と肉との間にある

「うまみ」がやめられない。

また、この店のジューシーは少しだけ「おこげ」があった。

これがとても良い。一からの手作りでなければ出来ないことだ。

満足して物産センターへ。

いろいろと迷った結果、

ちむどんどんの限定泡盛(忠孝酒造・1000円・同)と

アド街ック天国で紹介していた

黒糖入りうずまきパンを家族分で4つ買った。

(1個170円)

このパンは沖縄から送ってもらうのは大変だからと

近くのパン屋さんでつくってもらっている

まさに鶴見の沖縄タウンの限定品である。

帰宅して食べてみたら、甘すぎないのがいい。

そこはかとなく黒糖の香りを感じさせた。

なによりクリームの乗り具合が丁度いい。

そしてセンターの奥を見ると

地元の県人会の広報室や紅型(びんがた)の展示や

「ちむどんどん」のコーナーや

ちょっとした休憩室もあった。

外ではお客さんが入れ替わり立ち代わり入って

いろいろとお土産物を買っていた。

ドラマの効果はやっぱりすごいということか。

中華街のようなきらびやかなところはないが

それが地元と沖縄を結び付けた歴史が

積み重なっているということかもしれない。

センターを出てゴム通りという大きな道路を南に行くと

東芝の関連施設など工場や研究施設、さらに

倉庫群が目立つ。

ここはもう京浜工業地帯なのである。

そしてここを目指して多くの沖縄人(ウチナンチュ)が

出稼ぎに行ったのである。

(センターに貼りだされていた琉球新報小学生新聞の紙面より沖縄まんが年表。)

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