やっぱり民営化は百害あって一利なしか!

郵便局から払込書を使って送金する。

以前だったらオレンジ色の払込(取扱)票は

手数料は無料だった。

それがいつの間にか

「現金扱い」の場合に限り110円の

払い込み人負担になったのだ。

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記号番号の「1」から始まる総合口座(青色の字)なら

話がわかるが、オレンジ色の振替口座も

払込みの手数料を取るなんてどういうことだと思ったら

どうやらPay-easy(ペイジー)や

キャッシュレス決済の方法もあるから

これからはこっちを使ってくださいということらしい。

しかし送金についてはこれからも払込票を使う

企業・法人・団体は多いはずである。

事実上のサービス低下である。

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こちらは1日発売の日刊ゲンダイより

ジャーナリズムの斎藤貴男さんのコラムより。

ゆうちょ銀行が両替の手数料を徴収することに

憤慨している。

正確に言えば小銭(硬貨)を預入れするときに

別途の取扱料金を請求するということだが

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ゆうちょ銀行の口座を開設している企業・法人は

零細・小規模が多くその困惑はいかばかりかと。

斎藤さんも1円玉や5円玉が貯まると

郵便局に預入れをしてきたが

手数料がかかることで今の税制に抵抗することが

難しくなったことも。

ゆうちょ銀行はそうでなくても不祥事が重なって、

さらにゆうちょ口座の個人情報を民間企業に「売る」という

「聞いてないよー!」なビジネスモデルを総務省

検討中だというから、その上にこんなことをするようでは

ゆうちょ離れが加速するのではないかと思ってしまうほどだ。

あの、小泉純一郎さんら元首相5人が

「福島では甲状腺がんで苦しむこどもがたくさんいる」と

EUへ抗議したことに自民党の連中が文句をいったそうだが

郵政民営化については文句を言わないのは

明らかに片手落ちであり、

かって反対していた政治家(とくに与党)連中が

民営化で甘い汁を吸っているという証明ではないのか?

 

民営化はさらにもう一つ。

豪雪によってJR北海道は2日間に渡って

札幌圏の全便を運休し、

きょうになってやっと小樽・札幌間の運行を再開させたが

これも民営化にともなう弊害だと識者の指摘があった。

特急列車の火災事故などJR北海道

何かとトラブル続きの上、

北海道新幹線の延伸(2030年度に札幌へ)で

函館本線長万部ニセコ余市間が廃止が決定して

北の鉄道網がさらに小さくなっていく。

それはけっして地元にとってメリットにならないのに

こんなことしか考えられないというから

まさに民営化は「百害あって一利なし」!

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