いまだに民法の改正で
18歳から成人になるということを
知らない人は多いと思う。
18歳から“大人”に!成年年齢引き下げで変わること、変わらないこと。 | 暮らしに役立つ情報 | 政府広報オンライン (gov-online.go.jp)
2022年4月1日から
そうなるのだ。
最も、成人式くらいしか
世間の関心がないのではと。
そんな中で
きのう、改正少年法は
自民・公明の賛成多数で強行突破された。
18、19歳「大人扱い」に懸念も 改正少年法成立:朝日新聞デジタル (asahi.com)
この改正の最大のポイントは
逮捕されて起訴された時点で
マスコミが容疑者を
実名で「晒す」ことが出来るということだ。
これまで20歳未満でなければ
法的に認められなかったが
今度はそれが出来ることで
犯罪の抑止効果が期待できるということだが、
「改正内容について、野党は国会で「少年の保護という考え方が後退している」と指摘。」という意見もある。
しかし、政府与党は
「社会で責任ある主体として期待される立場になった。その立場に応じた取り扱いをすることが適当だ」と強調したと自らの正当性を説明している。
実はその布石となることが起きている。
茨城県境町の一家4人殺害事件の犯人が逮捕された一件だ。
「“独特な性癖”を持つ少年を治療する技術はない」茨城一家殺傷 精神鑑定の専門家が指摘する少年法の“穴” | 文春オンライン (bunshun.jp)
この容疑者は26歳だが、
16歳の時に連続通り魔事件を起こして逮捕、
その7年後に医療少年院を満期で出所後に
再びこの事件を引き起こしたということだ。
この容疑者は異常な性癖を持っていることから
年齢にかかわる問題ではないが
改正少年法が通って
まさにこれが「追い風」になったような感じだ。
しかし、16歳の時点で立件して起訴したところで
少年法で裁けば、厳罰よりも保護が優先されるのが当然であるし、
18歳に「実名報道」の条件を下げたところで
異常な精神状態が巻き起こす犯罪行為に
「待った」をかけられるとは思えない。
なにより、いまの大人たちは
18歳・19歳を
立派な大人として迎え入れることが出来るかというと
それは難しいのではないだろうか?
少なくとも2022年から
私たちはその点をもっと深く考えるべきだが、
コロナ禍でそんな余裕がない。
これが現実だ。
しかし、高校3年生で成人式って
どんなことになるんだろうか。
受験と成人式が重なるんじゃ
日本中が大混乱になるのでは?
誰もそこまで思わないとすれば
とても危険なことになると思うのだが!