検察庁法改正案通常国会成立を断念も 「廃案」へ心ひとつに

「政府、与党は18日、

 検察官の定年を延長する検察庁法改正案の

 今国会成立を断念した。

 世論の強い批判を受け、

 安倍政権が法案採決方針を転換するのは異例。

 新型コロナウイルス対策にも影響しかねないと判断した。

 安倍晋三首相は官邸で自民党二階俊博幹事長と会い

 『国民の理解なしに前に進められない』と伝達。

 自民、公明両党は幹事長会談で継続審議と決めた。

 今国会の注目法案が成立見送りに追い込まれたことで、

 首相の政権運営への打撃となった。」(共同通信

東京新聞のwebニュースで

この記事を確認して

検察庁法改正の強行採決を阻止できたことに

安堵と喜びを感じている。

もともとこれは

「不要不急の外出」と同じ。

コロナウイルスによる

さまざまな問題の解決のために

国会はフルに頑張るべきなのに

こんなことをやっている場合なのか。

その国民の怒りが爆発した結果なのだ。

 

そのツイッターデモが

世論を押し上げる大きなうねりになっている最中に、

安倍首相は身内同然のネット番組に出演して

この改正案は法務省の提案があったとか

黒川弘務東京高検検事長とは

直接会っていないとか

黒川氏は政権に近いとかいうことは何度も

「当たらない、当たらない」と

さんざんウソをつきまくっていた。

完全に多くの有名人も同意した

反対の声に追い詰められたというわけである。

 

ちなみに断念にとどめを刺したのは

二階幹事長と公明党とされているが

その山口那津男代表は

「検察官の定年延長を含む

 検察庁法改正案の趣旨が国民に伝わるよう、

 政府として丁寧に説明していただきたい。

 検察官は一般職の国家公務員でもあり、

 一方で司法の担い手の一翼でもあることを踏まえて

 制度化を図っているという趣旨がよく理解できるよう、

 説明責任を尽くしてもらいたいと考えます。」

ツイッターに書きこんだが、

これに対して私はこのように返信した。

「#安倍晋三

 これまで自分がやらかしたことについて

 丁寧に説明責任を果たしたことがありません。

 #政治 #jsc #自民党 #公明党

すると100人を超える「いいね!」と

数多くのリツイートも拡散してもらった。

大変ありがたいことで感謝しかない。

そして

山口氏の書き込みに対する批判などの

コメントは4800件を超えた。

(きのう8時まで、日刊ゲンダイの記事より)

しかもそのほとんどに

「#公明支持やめます」

こんなハッシュタグをつけられたら

公明党だってたまらないだろう。

かくして10万円の次は

検察庁法改正の強行突破断念となったのだ。

たとえ緊急を要するときにも

批判する自由は

しっかりと確保しなければ

いけないのだ。

さもなくば

今後も火事場泥棒を許し

そのツケは確実に自分たちに回ってくることを

常に意識しなければ。

これも立派な「自己責任」だと思う。

 

ちなみにきのう発行の

日刊ゲンダイ」によると

辞表を出した黒川検事長に代わって

辻裕教法務事務次官(58歳)が

次期検事総長として

内閣がねじ込む可能性があることを伝えた。

辻氏はいま広島地検が元秘書を起訴した

河合克行・案里夫妻による

公選法違反事件で

官邸の意を汲んで

逮捕ではなく在宅起訴にするように

検察当局に働きかけたとされている。

 

まだまだ油断はできない。

だからこそ改正案は

次の臨時国会

廃案に追い込むしかないのだ。

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