ちょっと前の話になるが、
いやなニュースを見た。
鎌田慧さんの本音のコラム。
3日の国会前で行われた
憲法集会が行われる前に機動隊に行く手を阻止され
腕を触っただけで「胸に手が触れた」として
公務執行妨害容疑で逮捕され
いまだに拘留中。
容疑者は全国一般労組東京南部の役員。
私もこの労組が主催する集会に行ったことがある。
(2018年5月、会場は大田区池上だった。)
国会前の集会に行くには
国会議事堂前・永田町の東京メトロの駅から
警察官や機動隊員が立っているところを避けて
カラーコーンが敷かれたところの順路をようなのを歩いて
正門前まで行かなければいけないが
「なんでここまで規制するんだ!
休日なんだから集会以外でここを歩く人間は
そんなにいないだろう!」と
反発して、鎌田さんのように機動隊員の間をすり抜けて
ステージに向かおうとする人もいる。
しかし公安警察にとってこれが
「飛んで火にいる夏の虫」なのだ。
すでにマークしている人物を特定して
もしこのようなことをしたら
なんでもいいから逮捕して拘束し
以後の活動に圧力をかけて萎縮させようとする手法だ。
翌朝、容疑者の自宅には
6人の捜査員が家宅捜索し、パスポートまで押収したという。
これでは国家転覆のテロ犯罪を仕掛けた容疑で
別件逮捕したのかと誤解されるではないか。
本人は逃亡する恐れはないのに
ここまで自宅をひっくり返して
漫然と拘留するやり方については
弁護士からも抗議の声が上がっている。
当然だ。
しかし、一番恐ろしいのは
この逮捕の事実をあの日集会に参加した人たちは
みんな知っているのかということだ。
たぶん大半の人々はこの記事を読まない限り
知ることはないだろう。
まさに同じ考えを持つ者同士を
分断させる行為そのもの、
この暴政を許してはならないのだ。
2021年の憲法記念日は国会前で - shiraike’s blog (hatenablog.com)