(3日のブログのつづきです)
さらにオスプレイなど米軍をめぐる
日米地位協定の問題を見ても、
沖縄は何度も選挙や住民投票などで
いまの国のやり方に「ノー」を叩きつけても
本土にとっては他人事で
国のやることを追認し、
沖縄を植民地としか見ていないような感じがするなと
私はいつもそう思っている。
「沖縄タイムス」の1面コラム
[大弦小弦]
「『教えてほしいことがあります』という手紙が届いた。うるま市立田場小学校6年のナーランシー飛翼(つばさ)さんから。『本土に住む人たちに、沖縄で日常的に起きている事実を伝えるにはどうすればいいですか?』」
から始まったその内容は
まさに沖縄と本土の民主主義の違いについての疑問をズバリ突いていたのだ。
これに対して
書き手の阿部岳記者(辺野古の現場でお会いしたことがある。)は、
日本のいまを変えられなかった責任が
大人である自分にあるとして「早く変える」と
誓いの言葉で締めくくっていたと。
高野さんも書いていたが、本土が沖縄にやっていることは
「お前たちには民主主義なんてあるわけないじゃないか」と
その理不尽・不条理を押し付けて
いつまでも取り除こうとしない。
教科書に書いてあることの反対をやっている。
そして本土のメディアがあまり取り上げないことで
私たちは意図的に関心を持とうとしない。
沖縄に対する責任を放棄したままというわけだ。
同日同紙のラサール石井さんのコラムでは
3日に書き損ねた
「ガフマヤーの会」代表の
具志堅隆松さんが6日まで辺野古埋め立てに
県南部の土砂を使うことに反対する
ハンガーストライキを取り上げてくれた。
具志堅さんは糸満市などの南部戦跡における
ガマ(壕)からの遺骨収集作業を私費などで行っているが
国が埋め立て用にこの地から採取した土砂を使うことを
勝手に決めて、さらに県の許可を得ずに
本当に掘り出した業者までいた事実に
怒りを覚えて今回の行動を起こしたのだ。
もしも本土で同じことが行われたら
住民どころか国民全体が怒り狂う
大スキャンダルになるはずだ。
(戦没者遺骨収集推進法に抵触する以前の話)
しかし、沖縄だと本土の怒りは小さいし
ネトウヨは反対する人間を攻撃する、
これは到底理解できないことだ。
ラサールさんも、ネトウヨが真に日本を愛してるのなら
遺骨が一人でも多く家族のそばに帰り
弔われることが真の愛国だろうと疑問を感じている。
私たちは具志堅さんの怒りと
ナーランシー飛翼くんの疑問に
答えられないままで本当にいいのか?
いいわけがないと思うのだが。
[大弦小弦]沖縄の小6が本土の大人に伝えたいこと | 大弦小弦 | 沖縄タイムス+プラス (okinawatimes.co.jp)