非常に残念だった。
なにも出来なかったことが悔しい。
きのう投開票された
沖縄の名護・南城市長選で
辺野古埋め立てに反対する候補が
揃って負けたからだ。
国からの交付金による市民生活に関する政策の実現などが
名護の現職や南城の新人の各候補に優位に動いたようだが
その一方で米軍基地由来のコロナウイルス感染拡大によって
日米地位協定を見直そうとしない政府与党の姿勢も批判されて
選挙戦の行方がまさに
「票が開くまでわからない」というところまで
情勢が変化したが
結局は「反基地よりも交付金」という選択を
住民が選んだということになる。
今後も岸田政権は粛々と辺野古の埋め立てを進めることに
なりそうだが、
あの軟弱地盤について埋め立てに関する変更を巡って、
国と沖縄県の法廷闘争はまだ決着をみていないし
埋め立て工法を変更しても
アメリカ側が望む基地が完成できる可能性は低いままだ。
基地反対は決してあきらめてはいけない。
あきらめたら、最後に泣きを見るのは
名護・南城市民を含むウチナンチュであり
ヤマトンチュである私を含む本土の人間は
半永久的に沖縄に謝罪しなければならないのだから。