ついにアメリカがイラン政府関係者を攻撃へ!

本当なら母校の箱根駅伝3位をじっくり書こうと

思ったが重大なニュースを

帰宅途中にツイッターで見たので予定変更。

イラクの首都バグダッドの国際空港で3日、

 米軍による空爆でイランの精鋭部隊・革命防衛隊の実力者

 ソレイマニ司令官らが殺害された。

 米国防総省が殺害を認める声明を出し、

 イラン側も死亡を認めた。

 ソレイマニ司令官はイラン国内で英雄視される存在で、

 米国とイランの緊張関係がいっそう高まるのは必至だ。」

朝日新聞デジタル3日13時01分配信記事より)

思えば安倍首相がイランのロウハニ大統領と

先月20日に会談したが、その時は

対立する米国とイランの橋渡し役を担う思惑があると

伝えられていたが、

最初からこのような一触即発になることが

わかっていたのではないのだろうか。

そうでなければ護衛艦1隻の派遣と

海賊対策のために使われている

P3C哨戒機の活用も併せて決定するという

話は出てこなかったのではないか。

事実あの時の会談では大統領側も

アメリカのトランプ大統領が言った

核合意離脱を批難しつつも

自衛隊の派遣に理解を示したというから

まさにペルシャ湾からソマリア沖に至るまで

「自国の船舶は自国の部隊(自衛隊)で守ってくれ!」

というくらい、

イランの方にもはや余裕がないということではないのか。

いつアメリカによる軍事行動があっても

おかしくないことが昨年から

日本政府も極秘に掴んでいたように

思えてならない。

今回の攻撃にはもう一つの懸念がある。

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2010年に購入した西谷文和氏の

オバマの戦争」という本で

アフガニスタンの戦乱がなぜ続いたかということを

現場報告に基づいて書かれているが、

イラク編」の中で

当時PKO活動で自衛隊の基地がある

サマワに西谷氏が入ろうとした時に

現地の警察がこれを許さず

政府が発行する許可証が必要だと言ったのである。

結局サマワを通過してバクダッドに入り

当時の度重なる空爆被害の実情を取材したという

話があった。

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実は取材で入った時は既にサマワ

活動を終えて自衛隊は撤退していて

もう2年半も経っている。

それでもフリーのジャーナリストを入れさせないのは

現地の警察が日本の大手メディアに対してのみ

「立ち入り証」を発行していて

それを忠実に守っていたという推測があった。

それがどうしてイランと結びつくかというと

調査活動中の護衛艦や哨戒機が

今回のアメリカ側の仕掛けで

攻撃や撃沈、墜落の恐れが出てきたということ、

そして誰が自衛隊に危害を加えるのか、

それを日本が独自に追及して

アメリカとイランに物申すことが出来るかが

全てだからだ。

安倍政権がアメリカに対して弱腰ならば

真実を追うジャーナリズムの存在が必要だが

いまのままでは

情報が政府によって捻じ曲げられて

挙句の果てには

憲法改悪に口実にさせられる恐れがあるからなのだ。

今回の攻撃はまちがいなく

中東地域全体が本当の戦争状態になるかもしれない。

その時は自衛隊も無傷ではいられない。

日本はいまこそ

中東和平に向けて

もう一歩積極的に動くべきである。

「戦争ごっこ」が本物の「無期限な殺戮行為」

になる前に。

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