ドキュメンタリー「最初で最後のファントム」(自衛隊)を見て思ったこと

28日にチバテレ(千葉テレビ)で

ドキュメンタリー

「最初で最後のファントム~岐阜の空半世紀支え続けた人たち~」を見た。

(制作・岐阜放送

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1971年に当時最新式の戦闘機だった

Fー4ファントム、日本で最初に導入されたのは

航空自衛隊岐阜基地各務原)だった。

そして3月17日に全機が引退した。

ファントム最後の1機が岐阜で任務を終えたのだった。

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番組では50年間に渡って

整備や研究に尽力し、さらにファントムの良さを

地域や学生たちに発信し続けた隊員たちの声を拾ってきた。

その思いは無事に任務を終えたというだけでなく

何事もなく引退させることができたという

喜びもあった。

平和だからこその安堵でもあった。

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(最後の訓練後のセレモニーにて。消防車が放水で出迎える。)

 

私はこの映像を見る前に

日テレでジブリ映画「風立ちぬ」を見た。(27日)

主人公の堀越二郎は果てしなく大空を飛ぶ夢を見て

飛行機を開発する道を選んだ。

しかし自らが生んだ機体は

戦争で二度と戻ってくることがなかった。

当時の歴史の中で

最新鋭のエンジンや軽量化や車輪の収納など

目覚ましい発展を遂げたのにも関わらず

最後は「破壊」と「消滅」と

「脅威」しか残らなかった。

 

ファントムはアメリカの最新鋭の開発で

誕生した戦闘機だが

日本人の手で50年もの寿命を永らえさせた。

安全保障関係があったからこそだが

それは過去の戦争の苦い体験から始まったからこそでは

ないだろうか。

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平和であること、そしてそれを保ち続けることは

武器を新しいものにすればいいわけではない。

政治が現場の思いに応えること、

そして何を最優先にやればよいのかを考えることが

重要だと思う。

そうしなければ岐阜のファントムは

海の散り屑になっていたのではないのか。

これから先も

最新鋭の兵器が戦火で傷つくことがないように

本当の平和を追求することが求められるのだ。

 

事実アフガニスタンのあの混乱ぶり、

オスプレイも全く役に立たない状態でしょ?

 

最初で最後のファントム ~岐阜の空半世紀 支えた人たち~|テレビ|ぎふチャン|岐阜放送公式サイト (zf-web.com)

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