「誕生日記念」お気に入りの鉄道写真(8)

今年12月に東北新幹線が八戸から新青森まで開業するとのことだが、
その話を聞くたびに思い出すのが、南部縦貫鉄道レールバスに乗るために旅をした時のこと。
この鉄道線が休止(廃止)になる情報を聞き、野辺地を目指し夜行列車で一夜を過ごしたのはもう10年以上前になる。

野辺地駅につくと1両だけのレールバス(キハ101)が入線してきた。年季の入った車両だ。
多くの休止を惜しむ客を乗せて走り始めたレールバスは、ディーゼル音がやかましくガタガタ車内も揺れまくった。
でもゆったりとしたスピードで走り続けていたので(都営荒川線とほぼ同じ)、不快感はまるでなく
レールバスに乗ってる実感を味わうことが出来た。

終点の七戸にはたしか20分ぐらいで着いたと思う。
駅には車庫や工場と本社があり、機関車などの車両などもいろいろ見た記憶があるが、周りは森林と畑が広がっていた。
実はこの時に東北新幹線はこの近くに新駅を作る計画があるという噂があり
だったらレールバスと新幹線をドッキングすればいいじゃないかと思ったが、
新幹線がいつ開業するかがわからないので結局その話が盛り上がらないまま南部縦貫鉄道は廃止されてしまった。
新青森まで開業する新幹線には「七戸十和田」という駅が設けられる予定だ。
レールバスはいまでも七戸に保存されているそうだ。新幹線の駅とどれだけの距離になるかはわからないが
また多くの鉄道ファンの関心を集められるようになってほしい。

最後に土産で買ったキーホルダー。

もうすっかりくたびれてしまいました。