（きのうのつづき）
母校の健闘を見終えたあとに
成田市大谷津運動公園をあとにして
バス停留所で時間を見たら
成田駅方面が来るまで３０分以上の待ち時間があるので
行きにタクシーが走ったルートを思い出して
成田湯川駅を目指して徒歩で移動した。
成田スカイアクセス線の高架橋の周りの風景は
夏の田園風景だった。
耕作放棄地がまったくなく
まさに稲が秋の収穫に向けて
順調に穂を膨らませている。
台風や豪雨の影響を受けなければいいのだがと
心配していたら、
橋を渡る。
「歩道の橋だけ
木で出来ていた
ふるさと郷愁
夏景色」
車道だけはきちんと舗装されているが
このような橋はあまり見ることはないだろう。
そこを渡るとカフェや温泉施設があり
駅が近くにあることは大きいのかなと思った。
電車を利用しようかと思ったら
バスが通りかかったので乗った。
成田駅西口行き、救われた。
途中運動公園というバス停があったので
大谷津のほうかと思ったら
中台運動公園だった。
しかも「重兵衛スポーツパーク」という名前になっていた。
重兵衛とは地元の不動産業者で
命名権を買い取ったということで
各地の自治体がみんなやっていること。
でも赤の他人が突然にこれを見ると
どうしても違和感があるのはなぜだろうか。
「成田参りは
諦めたけど
おお護摩羊羹
土産に買った」
成田からは我孫子経由の上野行きの快速に乗った。
途中下総松崎駅で写真を。
当たり前のように見ていた風景が
貴重なものになってしまうとは
時代の変化とは自分の気が付かないところで
起こっていることに
なんともいえない思いを。
でもこの風景にまた出会ったら
大切にしよう。
そう感じて帰路についた。
快速から各駅停車に乗り換える途中で
カブとジンジャーが入っている。
そのうちのジンジャーを昨日飲んだが
辛さは全くなく静かな生姜の香りが
心地よい味だった。
（おわり）
