20日の休日。
銀行だ郵便局だ図書館だと
用事を全て終わったあとで
昼食をどうしようかなと思ったら
定期券を利用して
行ってみようかということで
あまり期待しなかったら
駅の北口からの近くに
町中華を見つけた。
「上海」という店だ。
お店に入ったら店主さんらしき人が
いらっしゃいと声をかけてくれた。
ご予約席がいっぱいあってどうしてと思いながら
それ以外の席について
どうしようかなと思いながら
頼んだのは麻婆茄子のせご飯の大盛り(980円)。
そしたら席のすぐ近くに
「鬼平犯科帳」のコンビニコミック本がずらりと。
玉袋筋太郎が番組で言ってたことは
間違いがなかったことがわかった。
コミック本を読みながら
店の周りを見ると、お酒やおつまみのメニューが
短冊にずらりと。
お刺身もあるし、ハチブドー酒のサワーもあったので
追加で頼もうとしたがそこは自制した。
運ばれてきた丼は本格中華とは違った
一度食べたら何度でも食べたくなる
そう、家庭料理のような優しさがあった。
その最中に常連客らしき人が来て
ご予約席に座る前に
「きょうは早い夕食!」と
畑で収穫した大根をおかみさんに渡していた。
注文も言わずともわかったということで
いろいろとテレビを見ながら話しをしていた。
そうなんだ、町中華というのは
よそ行きではなく日常に生きている
人々ともあることを。
また行こう、今度は台湾麵でも食べに行こうと思った。
踏切を渡って以前に行ったことのある古本屋へ。
ずいぶん整理されていて小ぎれいになっているなと思ったら
店主と店名が代わっていた。
買いたい本があったので本棚から出して
レジに向かったら
「2月4日で閉店します」
「短い間ですがお付き合いしていただき
ありがとうございました」
それを見てさらに欲しいのを追加で買ってしまった。
古本屋がある街ほど住みやすい街なのに
自然に消えてしまうのは
やっぱり悲しいことだ。
その店の名は「はじっブックス」。
最後までがんばってほしい。
ただ店頭のひさしは
旧の店名のままです、ご注意を。