中東の #ガザ 地域の状況を正しく理解するために( #イスラエル #パレスチナ #レバノン #ハマス #イラン #サウジアラビア )


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テロ集団と国際的に名指しされたハマスが攻撃をしたことで

パレスチナ自治区であるガザ地域が

いま軍事衝突が起きて惨劇が続いている。

といってもそこに至るまでの背景がよくわかるようで

わかりづらい。

そこできのうの東京新聞朝刊1面を参考に

もう一度確認してみる。

第二次世界大戦後、イギリスの委任統治下だったパレスチナ

ユダヤ人国家とアラブ人国家と国際管理地区に

3分割することが1947年に国連総会で決議され

ユダヤ人国家「イスラエル」が翌年に建国されたが

アラブ諸国パレスチナ人がこれを認めなかったことから

第4次までに渡る中東戦争が行われた。

ここまではわかる。

問題は1987年に反イスラエル闘争(インティファーダ)で

ハマスが設立されたこと。

記事の図で見ると、

ハマスレバノンイスラムシーア派組織ヒズボラ

イランとの協力関係があり、そのヒズボラのあるレバノン

イスラエルは当然対立関係にある。

そしてこのガザにおけるイスラエルハマスとの対立に

イランが参戦するようであれば

第5次中東戦争の可能性まで出てきている。

1993年にイスラエルと当時のパレスチナ解放機構(PLO)が

オスロ合意によって

ガザとヨルダン川西岸の2つの地域から

イスラエル軍が撤退したが、

その地域の境界を取り囲むようにしたことから

ガザは「天井のない監獄」と呼ばれるようになった。

さらにハマスがガザを軍事制圧したのが2007年、

それ以降イスラエルパレスチナ

断続的な軍事衝突を繰り返していると

記事の年表にも書いてあったが、


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10月7日の攻撃は大量のミサイル弾を

ハマスイスラエルにぶち込んだことで

国際的な衝撃として伝わった。


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17日夜にはガザ市(地区の北部)の病院で

爆発が起きて、471人が死亡。

ハマスイスラエルも関与を否定。

アメリカのバイデン大統領が18日イスラエルを訪問し

ガザへの支援物資の搬入計画について

ネタニヤフ首相と合意したが

ハマスに奪取されるなどした場合は支援を停止するとした。

非常に危険な中での賭けということになる。

一方でトルコ、サウジアラビア、エジプトでは

和平へ向けての動きを模索しているが

国連でのガザ戦闘を中断することを求める決議では

安全保障理事会で12か国(日本を含めて)が賛成したが

アメリカが拒否権を行使して否決された。

jp.reuters.com

いったいこの泥沼をだれが止めるのか。

日本政府はあいかわらず

態度があるようでないままだ。


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