福島第一原発からの汚染水(処理水といってるが完全に処理されていない)の
海洋放出がいつ始まってもおかしくない状況になっているが
まだ始まっていない。
岸田内閣の支持率低下のなかで
タイミングが測れない。なにより地元福島や宮城からも
「同意しないままで放出することに反対」と
漁業関係者からの抗議の声があるからだ。
14日のチバテレ(千葉テレビ)ニュースでは
放出は来月9月上旬を予定していると伝えた上で
銚子水産流通漁業組合連合会の
宮内隆会長にインタビューをしている。
それによると
5月22日に組合で福島第一原発に視察に行き
「きめ細かな説明をしていただきました」。
風評(被害)がこれから放水して広がらないような形を
取っていただきたいというのが私どもの願いと。
しかしそのきめ細かい説明の何に納得したのかは
ツッコミがなかった。というより
誰から説明を(東京電力のどの担当者か?)受けたのかが
全く分からなかった。
さらに宮内氏は
銚子のほうでも現在まで続いてヒラメでもスズキでも
なんでも数値を測って
消費者に「安全安心だよ」という魚しか出荷していないことから
「それでもいま放水しようということであるが
ずっと放水していくわけですから
今後風評が起きないような形を取っていただければいいなと思います。」
と語ったが、
地元の漁業関係者ではないことを理由に
反対なんて言えませんといった態度だった。
ニュースでは水産庁が放出後の約1か月間は
毎日調査することを明らかにしたそうだが
発信は日本語と英語だけ。
猛烈に反対している国の言語の翻訳はしない。
(どこの国だかわかりますよね。)
これまで地元の漁民たちが
調査を自主的に繰り返してきた事実と比較しても
穴だらけでとても風評被害を打破することは
難しいだろう。
それこそ放出し続ける限りは
永久に調査して、その範囲を福島県沖のすべての
水産物を対象にすべきである。
それくらいのことを
国が全面的に予算をつけて行うべきである。
もう地元まかせにすることは許されない。
そうでなくても
自分の家の近くで福島県沖で水揚げされた
魚と水産加工物を見つけるのが
いまだに難しいのだから。