イランのイスラーム陶器を見た(松戸市立博物館)

22日の東葛市民合唱団「はるかぜ」コンサートの前に

時間があったので、初めて森のホールの隣にある

松戸市立博物館に入った。

常設展は有料(一般310円)だが

特別展は無料なのでこっちのほうに入った。

「イランの技とデザイン」というテーマだったので

じゅうたんと絵画かと思ったが

なんと土器と陶器。なぜかというと

この奥井俊美さん(2020年没)がイランで集めたコレクションを

松戸市立博物館に寄贈されたということで

この展示が行われている(4月29日から6月12日まで)。

しかもこのコレクションはなんと、

紀元前5千年紀(ペルシャ王朝!)から

近代(9~14世紀)に渡る313点と

歴史の幅がとにかく長い、まさに稀にない歴史資料が

松戸市にやってきたということなのだ。

実際に歴史の順番に構成された展示を見てみると

最初のころは土器。しかし土偶のような動物像や

ピンなどもあった。これは日本との違いが少しわかる。

そして時代が進むと次第に独自の装飾や

彩色などが特徴として現れる。

あのシルクロードで伝来された

ヨーロッパとのつながりがイメージされる

「あれ(すみません!)」だ。

お気に入りで撮ったのがこれ。

(写真をとってSNSで広めてくれと案内になったので!)

こどもたちが輪になって遊んでいるようで、

おもしろいと感じたから。

「エナメル彩陶器(ミーナーイー陶器)

 成形・彩釉し、一度焼成した陶器に、釉の上から

 顔料で着彩後、低温で再度焼成して定着させた一群は、

 ミーナ―イー陶器と総称されます。

 ミーナ―イーはペルシャ語でエナメルを意味します。

 最初の焼成ではターコイズ(ブルー)や

 コバルト(呈色剤・濃い藍色)で釉中彩をほどこすことも

 特徴の一つです。

 人物像や騎馬像が主要なモチーフで、

 植物由来の緻密な文様による装飾が

 加えられます。」

と、博物館でもらった「奥井コレクションのイスラーム陶器」という

パンフレットに載っていたが、

なんとなくわかる。

なんだか松戸なのに、イラン・ペルシャ

ワープして入り込んだという気分になれたという感じ。

印章づくりや紙皿ペイント、さらに

ビーズづくりができるワークショップもあるので

興味がある人はぜひ問い合わせて見てほしい。

この展示は1時間どころか半日見ても決して飽きることはない。

でも15分で駆け足で見ちゃったのが残念!

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