木更津オスプレイ訓練開始で 千葉から反対の声

「午前十時半、エンジンを始動させたオスプレイ

 翼を激しく回転させ、

 駐屯地内にいた記者の全身に振動が伝わった。

 東から西へゆっくり移動し、

 午前十時四十五分ごろ、垂直に上昇し、

 十分間のホバリングを開始。

 水平姿勢を保ったまま、機体を前後に動かすこともあった。

 はるか上空には旅客機が何度も行き交った。

 試験飛行は午前十一時ごろ終了した。」

東京新聞web・7日8時更新の記事から)

これが6日行われた

陸上自衛隊木更津駐屯地

はじめてのオスプレイ飛行訓練だった。

9月に行われる予定が

コロナ禍でアメリカからの資機材輸送に影響があり

この時期に伸びたとはいえ

周囲からの不安が全く消えていない。

この日は地元や、

習志野船橋・八千代からも

反対の声が上がった。

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同じ地元の習志野駐屯地一帯の住民

が新たに市民団体「オスプレイいらない!習志野・八千代・船橋ネットワーク」

を結成し、約500人を集めて

船橋市内の薬円台公園で結成集会を開いて

終了後に駐屯地周辺をデモ行進している。

 

「この空の下には約100万人が暮らし、

 もし墜落したら大変なことになる。

 日本だけでなく、世界から

 オスプレイを放逐すべきだ。」

(ネットワーク共同代表の吉沢弘志さん)

オスプレイの導入をとりやめ、

 その予算をコロナ禍への対策に

 充てるべきだ。」

(同共同代表の宮川幸雄さん・大野信さんら。)

 

本当ならば飛行訓練に際しては

この飛行ルートに関する計画を

事前に公表することが必要だ。

そうした上で住民を説得するのが

もっともまともな方法である。

しかし、防衛上の機密と

住民からの反発を理由に

防衛省は積極的にやろうとしない。

しかし、万が一の事故が起きた時に

訓練に関するすべての計画が公表されないと

三者からの検証による

「再発予防」が出来ないのだ。

 

反対運動はごく少数派がやっていると

たかをくくっているようだが

木更津の住民は

声に出せない反発の思いを持っている人が

たくさんいるはずだ。

「想像以上に音が大きくてびっくりした。

 これから先、事前の告知もなく、

 近くの空を飛び回ると考えただけで恐ろしい。」

(当日の地元の行動に参加した亀井たかこさん・同記事より)

怒りの声は

決して完全に消されるものではない。

むしろ千葉からこれから大きくなることを

政府もいずれ意識しなければ

ならないのだ。

 

なお10日の訓練では

ホバリング中に警告表示が出たことから

駐屯地外の飛行訓練を中止している。

ホバリングを実施した際に表示された

 『警告表示』についてですが、

 乗員に注意を喚起する複数の段階の表示のうち、

 一番軽微な『推奨』を意味する表示であり、

 機体の潤滑油の再点検を促すものにすぎず、

 直ちに飛行の安全に影響を及ぼすような位置付けのものではありませんでした。」

13日に防衛省側の発表を木更津市がHPで流したが

地元などが反発の声を出している。

不安の声は尽きない。

 

 

www.tokyo-np.co.jp

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