幻の本土決戦 館山の地下壕に龍があった!

きょうは終戦(敗戦)記念日。

千葉県の房総半島では、

太平洋戦争末期に

本土決戦の防波堤として

軍事行為のための

地下壕などがつくられた。

この話は何度も話を聞いたり

資料を読んだりして知っているが

この写真には驚いた。

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東京新聞29日朝刊最終面の企画記事

「戦後75年 戦火の記憶(1945~2020)」

千葉県館山市にある、旧128高地の地下壕に

彫られたのが

龍のレリーフ。しかも立体的で

芸術的でもある、しかも

約70年たっても遺っているのだ。

この壕はいまは民有地で

地元の「安房文化遺産フォーラム」で

「平和学習」を目的とした見学のみ

受け付けて

案内しているそうだ。

(電話0470-22-8271)

正式な名前や

何の目的で壕に龍が彫られたかは

資料が見つからないため

謎のままで、

壕の内部に「戦闘指揮所(昭和19年12月竣工)」の額があることや

昭和天皇の額を飾ったとされるくぼみがあること。

これだけがヒントだそうだ。

 

「館山は戦略的に、早い段階から

 地下壕が作られた可能性がある。

 龍のレリーフもその一つで、

 装飾に力を注ぐことが

 出来たのではないか。」

明治大学教授で日本近現代軍事史の専門家

 山田朗教授のコメント)

 

壕は老朽化が激しく

入口付近までしか入れないそうだが、

これなら「GoTo千葉」に最適ではないのか。

そういえば、菅官房長官

「ワ―ケーション」という

珍語(?)を生み出したが、

旅で郷土の歴史を学ぶことが

教養を高めることで

良いことになるのでは。

 

変なところに大金を回すよりは、

このような「知識を得る地元旅」に

国家予算を積極的に活用すべきである。

まさか、安倍政権は

過去の戦争の

黒歴史」を封じ込めたいから

ワザとこの戦争遺構には

無視を決め込んでいる。

 

こんなことを考えていることは

ないでしょうね。

 

いつかは行ってみたいと思う。

 

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