在宅介護とリハビリと

家長(父・80歳)が先月23日、長い入院生活を終えて帰宅した。

リハビリテーション病院による介護から

在宅へと移ったが、

その準備にはいろいろと大変だった。

まず、布団で寝ていたのを

ベッドにしなければならない。

そこで居間とつながる1階の親の寝室の

タンスを移動させてベッドを入れる空間を

確保する。そして

畳の上のゴザを敷いて

段差をなくして転倒防止の策をとった。

さらに以前病院に提出した

玄関と浴室とトイレに

手すりをつけて

さらに玄関から扉にいたるまで

レンタルの手すりを設置して

不自由になった足を補助するようにした。

家の中でこもったままになるよりも

庭に出て少しでも

手足が使えるようになるための

配慮である。

幸い最初の判定で

要介護度が3だったので

介護保険からかなりの補助が出て

トータルでレンタル(ベッド含む)の分が

月3000円で済んだのが

ありがたいことだった。

そして介護生活がスタートする。

浴室を利用できたのは

3日目、家族が2人いなければ

シャワーを使うことが出来なかったからだ。

しかし土日は一人(母だが)の補助で

全身を洗うことが出来た。

一つの希望が出てきた。

そして日曜日には

杖をついてすぐ隣の公園まで

散歩をすることが出来たのだ。

やはり体を動かして

新陳代謝を高めなければ

認知症が進行したり

手足の衰えから

さまざまな合併症が起こってしまう。

そうでなくても

コロナウイルス感染に警戒しなければ

いけない状態だ。

だから散歩も人がいない時間帯を選んでいる。

ここまで困ったことといえば

家長の分まで食事を作らなければいけないので

後片付けに「食器洗浄機が欲しいね」と。

ただ、置くスペースがないので

あきらめるしかないと。

これから先どうなるかわからないけど

ひとまずは希望の光が少し差したような。

そんな感じだった。

 

30日午前中には

写真を見ている最中に気分が悪くなって

一時床に就くこともあったが、

夕方には回復して

食欲も元通りになった。

これからも不自由のないように

経過を観察しなければいけない。

リラックスしてもらわないことには

帰宅させる意味がないのだから。

 

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