さらば三洋電機!(SANYO)

クリスマスイブの夕方に

居間にあるテレビが壊れたと

仕事帰りにメール(家族から)で知り

どれくらい頑張っていたんだと

帰宅したときに家族(母)に聞いたら

10年くらいだと思うと。

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このテレビは今は存在しない

三洋電機製の液晶テレビだった。

思えば、私の子どものころは

テレビ、冷蔵庫、洗濯機、掃除機や

ビデオデッキ(VHSとβの争いもあった)に至るまで

松下、三洋、日立、シャープ、東芝などの

家電メーカーがトップを目指して争いつづけたことで

日本の電機産業が世界にはばたくことが

出来たわけだ。

しかし昭和から平成に元号が変わってからは

リーマンショックなどの世界的不況や

IT社会の到来で

パソコンから携帯、そしてスマホへと

電機製品の需要の流れが急速に移り変わり

そして中国や韓国のメーカーが作った「白もの家電」が

安価で買えるようになった。

これらの動きの中で苦戦続きだった

三洋電機はお家騒動などもあり

ついに平成の終わりを前に

松下電器から社名変更したパナソニック

経営統合、というより吸収合併されてしまったのだ。

エコを売りものにした電池「eneloop」や

新幹線から見えたメガソーラーのある工場も

いまでは「SANYO」のブランド名が消えて

Panasonic」になってしまっている。

 

我が家の家電もかっては三洋と日立が

半分くらいの割合で存在し、

テレビに関してはソニーだったが

洗濯機、エアコンが他社のものになり

唯一残ったのがテレビ(地上波デジタル放送前に新調した)

だったが、東京五輪を見ることが出来ないまま

我が家から去ることになった。

これも時代の流れだといえばそうなのだが

やはり寂しいものがある。

 

ほんとうにありがとう。

さらば三洋電機よ!

 

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