私の職場が週刊誌に暴かれた「解雇に追い込まれる派遣社員」

週刊ポストは夏休み明けの9月6日号で

横田増生氏がアマゾン倉庫に2度目の潜入をして、

その職場の状況を15年前の初取材と比較しながら

現状の変化と自身が見聞きした

体験報告をしている。

時給が1000円に上がったことは

私も実感しているからわかっているが

横田氏は以前と同じようにピッキング

すなわち東京ドーム4個分に値する

倉庫の棚をスキャナーから繰り出される

指示であっちこっちへと行かされながら

8時間で1万歩以上の仕事を行ったことを

歩数計を忍ばせて数値化して

過酷な労働に変化がないことを伝えている。

また、親をデイサービスに預けて働く派遣が

休憩の最中に連絡を取って帰宅のバスに乗ったことや

トイレに「おむつを捨てないでください」と掲示された

ことに驚いたことも。

私は別の倉庫で働いているが、

血液(事故などで流れた)をゴミ箱に捨てるなと

というレクチャーを受けても

おむつを捨てるなという指導は受けたことはない。

高齢者を多数派遣している業者がいるのかが気になるところだが、

最も注目したのは

職場環境になじめなくて

うつ病状態で長期欠勤を繰り返し、

それが人事の(おそらく)担当者から理解されず、

家族に原因があるとすり替えられ

無理矢理誓約書を書かされる。

本人はそれに従ってなんとか出勤したが

誓約書の期間が過ぎた日に欠勤したことで

自主退職に追い込まれたという。

私はこの記事をみてわかったことがある。

その誓約書は2年前の10月27日から11月10日までの

期間のみの約束だったが、欠勤したのは12月のある日。

この頃はHOLIDAYと呼ばれる繁忙期で

各派遣会社は確実に人員を確保して

業務に支障が出ないように

出勤シフトに関する希望の申請を1か月前倒しで

派遣スタッフに強制する。

とてもじゃないが、こんな時に

突然電欠(専門用語・当日に電話で欠勤を伝えること)されては

自分たちがアマゾンや一次派遣(日本通運など)の

信用を失い、最悪契約打ち切りになりかねないからだ。

しかし結局は本人が事実上、クビを言い渡された後に

「退職勧奨の拒否等に関する通知書」

を派遣元に送ったら

解雇予告手当相当額をお支払いさせて頂くことに決定いたしましたので、

 ご通知申し上げます。お支払いにつきましては、

 あなたの平均賃金の30日分、

 金152,460円を平成30年2月15日までに

 貴方の給与振込口座へ入金いたしますのでご確認ください」

と、法律違反を認めてしまったのだから

とんだ赤っ恥である。

この会社は私の派遣元と違う会社だったのは

こちらにとっても救いだったし、

もしも持病が再発して

この女性と同じ状態に追い込まれたら

この手は使えるかもなと思った。

もっともなぜ欠勤しなければいけないのかという理由は

はっきりと報告した上でのことである。

(ギックリ腰で一週間休んだこともあるので)

詳しいことは下記のホームページで。

www.news-postseven.com

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