それは26日の朝のことだった。
「そういえば選挙の投票券が来ていたよ。」
家族A(70代・女性)が私と家族B(50代・女性)に
そういった。「不在者投票でしょ?」さらにAは私に聞いた。
「うん、そうだよ。」統一地方選挙の前半戦は4月7日。
1泊の旅で帰宅する日のため当日ではなく不在者投票が
ベストの選択になる。「いまから持ってる?」
「いまはまだいいよ。」週末にもらったほうが丁度いい。
「あれ、投票日はいつ?」とB。「7日だよ。」と私。
「2週間後か~。」とB。そしてその後こう聞いた。
「ところで、今度は何の選挙?」するとA曰く、
「市議会議員選挙じゃないの?」不正解。
「県議会議員選挙だよ。」と私。
「え、市議選じゃないの?」とA。
「市議選は去年の11月にやったじゃないの。市長選、
市議選の次は県議選なんだよ。」私。
AとBはやっと納得してこう言った。
「な~んだ、でも、もともと関心がないからしょうがないね。」
ちなみに私の住む選挙区は定数7に8人(現職6、元職1、新人1)
が立候補しているが、もともと県議会どころか県政に関心を
もっているのは自分しかいないので
こんな会話になってもしょうがない。
でもこれでは民主主義のあり方としては良くないはずなのだが、
国政と違って誰もが関心のある争点が見つけにくい
地方の選挙はまともに行われず、無投票になってしまう傾向が多く
今年は過去最大になるという。
果たしてこれからの自分のふるさとの行方をどうするか。
それを決めるのは有権者である自分たちなのに。
「