東京・日野いのちのミュージアムにて、
私がきょう、この音を深く心に刻んだ。
秒針しかない時計。
しかしこの針から刻む音が私の心を激しく揺さぶった。(明日につづく)
「ある少女のメッセージ」
あたしの名前は「はるき」
3歳になったばかりなの
パパとママのプレゼントはかわいい赤い靴
この靴を履いて
いろんな所へいきたいな
いろんな人に会いたいな
あたしのこれからは
ワクワクドキドキ夢いっぱい
大きくなったら
お花屋さんになりたいな
ケーキ屋さんになりたいな
でもあたしが一番なりたいのは
ママのような
やさしいママになりたいの
あたしの身体を
流れる赤い血は
パパのパパの
そのまたパパのパパからの
ママのママの
そのまたママのママからの
ずっとずっとつながれた
「いのち」の証し
あたしも大人になって
つなげていくの
だからお願い
あたしの未来を奪わないで
あたしの夢を奪わないで
あたしの「いのち」を奪わないで
(ミュージアムに展示された文をそのまま転載しました)