「最近車両の廃止が多いんだよな。」おととい友人共とボウリング大会兼飲み会をやった時に、鉄道よりも車に詳しい親友の一人から
こんなつぶやきを聞いた。最近鉄道ジャーナルを買ったと聞いてそれは良かったと思い、さらに話を聞いたら
表紙にJRの特急電車485系で、父親の田舎に行く時はこの485系の特急「つばさ」に乗っていたのでなつかしくなったからだとのこと。
今では秋田に行くには新幹線「こまち」になったからこれも時代の流れだねと話してたらこんな一言が出たという次第。
確かに国鉄からJRになってもう20年以上たち「国鉄型」車両がどんどん姿を消し、485系も東日本ではあまり見かけることが出来なくなってしまった。
その一方でしぶとく頑張り続ける「国鉄型」もある。
中央東線で活躍中の115系である。塗色はかっての横須賀線と同じで所属は豊田車両センターのものだ。
東海道線や常磐線と高崎線と宇都宮線から完全に消えた湘南型車両なのだが、中央線に限り奇跡的に現役として定期運用されているのだ。
中央線といえば快速電車で使われていた「国鉄型」201系が3月のダイヤ改正で定期運用から外されてしまったが、
115系は201系がデビューする前から活躍してきた車両なので、こんな皮肉もあるのかと思ってしまう。
こちらは長野車両センターに所属する115系。
そのうち新型車両か首都圏ではしる車両の使い古しが充てられるかもしれないので、乗るならお早めに。
ちなみに、軽井沢から長野へ走るしなの鉄道や、高崎から北に走る上越線、吾妻線、両毛線、信越線ではまだ現役で走ってると思います。