今日は新宿で写真を２枚撮った。
上の写真は、昨日まで「カメラのさくらや」だった「ビックカメラ」の新宿駅東口店である。この変わりようにも驚いたが、もっと驚いたのが「さくらや」が業績不振で「ベスト電器」の傘下に入っていたことと、さらに「ベスト電器」の親会社が「ビックカメラ」になったこと。いつの間にかＴＶのＣＭがなくなったと思ったらこの結末である。今日の「日刊スポーツ」を見たら、昨日の全店閉店の時は客も店員もその別れを惜しんだという。それにしても同じ「新宿」を根城にしてきた「ヨドバシカメラ」が拡大路線を選んで好調であることを考えると、やりきれなさを感じる。
下のは新築したばかりらしいビルのビジョンに電車の映像があったので思わず撮ったもの。これは四国・香川の高松琴平電気鉄道（通称コトデン）の車両で、造られたのは戦前でつい２０年くらい前まで主力車両として走り続けてきたが、最近は保存車両の形で走っているという。いまや貴重な存在になってしまった。香川・高松はコトデンと讃岐うどん目当てに３度もいったが、この映像を見るとまた行きたくなってしまう。あの車両には省エネ第一、スピード重視ばかりの最近の新型車両にはない手作りの味があった。たとえ冷房がなくても乗ると優しさを感じさせるこの車両はいつまでも大切に残してほしい。
