新宿にて2

昨日2枚の写真を撮った新宿は、神経科クリニックに行った後に気分転換を兼ねて足を運んだのだが、社会人になってずいぶん新宿に行く機会が多くなった。職場だった工場が埼玉県の所沢市だったことから、郊外から郊外へと通勤する生活の中で
都会の空気をふと感じてみたくなったことと、自分たちの造ったものが店舗でどのように売られているかというのも見に行きたかったこともあり、それが全てかなう所が「新宿」だった。松戸に自宅のある私はこれまで都会と言えば「上野」か「浅草」かといった所だったが、京浜東北線が通らない方の副都心は同じ東京でも何か別種のものを感じさせていたのだ。まず新宿で1つのきっかけを作ったのは「伊勢丹」だった。伊勢丹のカードを松戸店で作ったこともあり食料品売り場をのぞき、酒類売り場で地ビールや地酒をよく買うようになった。しかし伊勢丹は敷居は高かった。次は小田急と京王の両百貨店。こちらも食料品売り場ばかりだが、京王は毎年1月になると「元祖全国駅弁とうまいもの大会」が行われ、いまやTVで必ず取り上げるくらい話題になっている。以前この駅弁大会で復刻された「樺太」の駅弁と、タイ風の「いかめし」を買ったことがある。「樺太」のほうは幕の内風の弁当だったが、タイ風いかめしはごはんがココナッツ風味がうまかったのを覚えている。今では味の素スタジアムはサッカーを見に行く時に良く利用している。食べ放題の店も見つけた。タイ料理とイタリア料理の店。イタリアのほうは新宿ライオンビルのなかにあり、パエリアの食べ放題があり、パスタのメニューも充実しているのでけっこう通うようになった。タイ料理の方は新宿アドホックビルの中にある展望が抜群の店で、以前は池袋の店を利用してきたが閉店してからは新宿に同じ店があるのを知ったので、タイ料理を食べたいときは有楽町の店とこの店を使うようになった。でもそれだけではない。西口にある「思い出横丁」。焼きトンや中華なども店が連なるなかで「つるかめ食堂」で「ソイ丼」を食べたことがある。本当におもしろい丼だった。ごはんの上に乗っているのは大豆と肉のそぼろ風のものが敷き詰められていて、さらにその上にスモークポークのスライスが乗っかっていた。味はカレー風味だったような気がするが、なにより大豆の存在感が際立っていた丼だった。健康のために大豆をおいしく食べてもらおうと考えたとのことだが、見事なアイデアだと思う。そういえばメニューの中に「バカ丼」というのがあったような気がするが、昨日行って確かめればよかったなあ。