ずいぶん懐かしい存在が
コロナ禍で出てきたものだ。
前年度の7倍以上の注文が殺到して
販売中止になったのだ。
(10日発売の日刊ゲンダイより)
なんでも
「飲むと寝起きがよくなる」とか「貧血にいい」とか
中高年層が巣ごもり生活で飲み始めて
その反響がSNSで拡散されたことが
理由なんだそうだ。
もっとも専門家の意見によると
ミロは確かにカルシウム・鉄・ビタミンD・ブドウ糖などが
バランスよく配合されているが
日本人の場合は他の食品や日光浴などで
これらの栄養が補えるし、
ミロは牛乳に溶かして飲むことで
カロリーを大量にとることから
大人はせいぜい1日1杯くらいがいいとのこと。
まあ考えてみれば
子どもの成長を助ける栄養飲料として
開発されたのだから
大人はむしろ同じ成分が含まれている
ココアを飲んだほうがいいかもしれないし
やはり飲みすぎは禁物だと思う。
栄養はあらゆる食品からとった方が
理想的ではないのか。
ミロ CM 1980年 自然は、僕らの力だ。 - YouTube
子どもの頃、テレビCMを何度も見て
ミロを牛乳に溶かして飲んでみたいなぁと。
でも母親は絶対に買っては来なかった。
おそらく肥満体だった当時の私を見て
ミロが逆効果になると思ったに違いないだろう。
初めて飲んだのは大人になってからだった。
アジアの食材を扱う店で
缶入りのミロを見かけたのだ。
さっそく買って飲んでみると、
確かにミルクココアと同じ味。だが
特においしいといえるような味だったので
もう一度飲みたいとは思わず
これ一回きりで終わった。
シンガポールの工場で作ったのを
輸入していると記事に書いてあったが
周辺の国ではドリンクとして
販売されて人気があるのかもしれない。
(デザインからフィリピン向けのような感じだった。)
それにしてもこんなところで
「あの人はいま」ならぬ
「あのミロはいま」を知ることになろうとは
世の中わからないものだ。
今度また缶のミロを見かけたら
飲んでみようか。
でも売り切れ状態かな?