秋分の日の続きと坂上忍さんとサンブスギと

きのうの飯村孝夫先生の話で

書き忘れたことを。

南房総の冨浦はビワの生産地ですが

 もはや壊滅状態だということです。

 これはもう、棄民ということなのかもしれません。

 もしも銀座のど真ん中に台風が直撃したら

 政府の対応が変わっていたのでしょうか。

 来年の東京五輪は夏、台風はどうなるでしょうか。」

なんとも言いようがないことを思い出しながら

今日発行(24日発売)の日刊ゲンダイを読んだら

なんとこの記事。

f:id:shiraike:20190924232503j:plain

森田健作千葉県知事リコールせよ!」の大合唱という

見出しだったが、先週のフジテレビ「バイキング」で

知事の対応と発言を批判した、

あの坂上忍さんが千葉県民と書いてあったのには驚いた。

横綱若乃花花田虎上さんの家が内房地域にあることは

テレビで知ったが、坂上さんも被災していたとは。

記事に詳しいことが書いてなかったのは残念だが、

県の後手後手に回った対応に怒るのは当然のことだろう。

そして同じ日刊ゲンダイの3面。

f:id:shiraike:20190924233315j:plain

台風15号で大量に倒木したのは

「溝腐病」にかかって内部が空洞化したサンブスギだということだった。

県は20年以上前から対策事業を始めて

補助金を出していることだが、なかなか進んでいないとのこと。

県は民有林が多いことから補助金でバックアップしているのだが、

積極的に伐採、植林する業者や従事者が少なくなっていると

言い訳しているが、

じつは私の家のすぐ近くの木材店に

「サンブスギ使用の家推進店」と木で作られた看板が置いてあるのを見て、

千葉県にもこのような優れた木があったのかと

初めてサンブスギの存在を知ったのだった。

しかし今では災害に強い家といえば

鉄筋コンクリート造の耐震設計が当たり前になり

木で造った日本家屋の需要が減っているのが実情である。

となれば記事にもあった

防災機能を持ったインフラとして

もっと林業予算を増やして

所有者を守るべきであり

逆の結果になり兼ねない森林経営者管理制度を

なくすか、改正するしかないと思う。

台風による突風で深刻な森林の状況が明らかになったのは

皮肉なことだが、サンブスギの未来のためにも

ここは政策的な見直しが必要だろう。

www.tokyo-np.co.jp

www.biwakurabu.jp

news.yahoo.co.jp

blog.goo.ne.jp

ishiitoshi.cocolog-nifty.com