映画「RAILWAYS」いよいよ公開記念 お気に入りの鉄道写真(9)

今週の土曜日から中井貴一主演の映画「RAILWAYS−49歳で電車の運転手になった男の物語」が全国で公開される。
いまから待ち遠しい。なにしろ自分も40代で自分の生き方をあらためて見つめ直しているときに
この映画を見ることが出来るのは大きい。
なによりも一畑電車が題材に使われるのは感慨深い。

映画の紹介で何度も出てきたデハニ50形、いまでは製造された時のままで保存される最古参車両(JR・民鉄含め)
10年前くらいに、一畑電車を乗りに島根を旅した時はすでに現役の第一線を退き、車庫にゆったりと佇んでいる姿があった。
この車両の弟分で、そのころ現役でがんばっていたのはデハ1形。

一畑電車松江しんじ湖温泉電鉄出雲市をむすぶ本線と途中の川跡(かわと)から出雲大社前まで延びる大社線があるが
デハ1は大社線を1両で走っていた。川跡駅はさまざまな車両が集まるジャンクションになっている。

(左下は電鉄出雲大社前駅
元・京王の2100系と元・西武の180系。元南海の3000系に逢えなかったのは残念だったが
大手私鉄の主力として活躍してきた車両が、この一畑で活躍する姿は元気づけられる。
錦織良成監督は島根の出身で、子どものころから一畑電車に愛着があり、
撮影でも運転から実際の走行シーンまで実写にこだわったという。デハニ50形が走ることは今ではほとんどないから
名優たちと名車との共演はとても貴重。鉄道ファンには涙ものになりそうです。