映画が出来たことを知ったのは
もう１年前になるが、
どこで上映されているかがわからなかったので
どうしたらいいかわからなかったまま時が過ぎて
ついに２月２７日。
銚子電気鉄道の自社制作「電車を止めるな！」、
京成千葉中央駅の中にある
「京成ローザ１０」で特別上映会があることを知り
１２時３０分の上映を当日券を買い
やっと見ることが出来たのだ。
映画館の中に入ると
昔ながらの切符に入挟をするサービス、
（自分で出来るそうだが担当の人に切ってもらった）
そして撮影でほんとうに使った
ヘッドマークがあって
気分が高揚する。
内容は？
もちろんホラーもあって
銚子の名物スポット案内もあって
当然、鉄道ファンも満足できる内容になっていた。
まあ最も本格的ホラー映画を見たい人にとっては
「なんじゃコリャー」
と言われてもしかたはない。
でもこれでいいのだ。
銚子電気鉄道への愛、
そして情熱、さらに地域と密着して
存続へと「あきらめない」という
メッセージがものすごく
デカ盛りの映画だったのだ。
もちろん経営状態の悪化を正直にだして
「自虐主義」がいっぱいなのだが
見終えた後味は決して悪くはない。
むしろハートウォ―ミングに導く
まさに「電車を止めるな！」が
最後の結論へと、
むしろ助けたい側の私たちに
何か希望を伝えるエンディングに
なったのだ。
（出演者からのメッセージがロビーに展示されていた。
右側は竹本社長の等身大パネルがあった。）
スクリーンに行く前に
銚子電気鉄道からの「おみやげ」をもらった。
「映画の最後にかかわるので
上映がおわってから開けてください」と言われたので
帰宅してから出したら
事前の告知どおり１日乗車券（弧廻手形）と
映画のチラシ、
そして本当に最後に出てきた
お菓子「おとうさんのぼうし」。
そして、
竹本社長直筆のお手紙が。
読んで泣けてきたので、
ぜひともこの文を紹介したい。
お客様各位
本日はご多用のところ弊社制作の
超Ｃ級映画「電車を止めるな！」を
ご観覧いただき誠にありがとう
ございました。
物語のラストに登場するお菓子
「おとうさんのぼうし」と一日フリー切符を
お土産にお持ち帰りいただければ
幸いです。
なお、「おとうさんのぼうし」には隠し味
として竹炭（たけすみ･･･たけもとすみません）
が入っております。チョコと銚子メロンの
クリーム、そして竹炭の味のハーモニーを
お楽しみください。
厳しい試練の日々が続きますが、
社員一同鉄路の存続を目指して
力を尽くしてまいります。
今後ともお力添えの程、よろしくお願い
申し上げます。
銚子電気鉄道株式会社
代表取締役 竹本勝紀
私は銚子電気鉄道に何度も乗った。
昔のオリジナル車両から
そして京王のお下がりのお下がりを譲りうけた
昨年まで。
いつ乗っても
のどかでゆったりとしていて
なにより本来の電車の良さを感じさせてくれるのは
銚子電気鉄道なんだと思った。
これからも応援したい。
出来ることならなんでもしたい。
いっそのこと
この映画をネット配信できないですかね。
予算がかかるから無理でしょうか。
この日、出来たことは
バナナ車掌のカステラを買ったこと。
あとは近いうちに乗りにいかなければと決めたこと。
しかし、そこからまた
１か月以上の時間が空いてしまった。
いろいろ事情があったのと、
まだ春が来る前だったので。
（つづく）
（「絶対にあきらめない」銚子駅。映画の最初に出てきました。
講演会の司会役は村井美樹さんだった。２０１９年撮影。）
（３つとも終点の外川駅で撮影。上と同じ２０１９年。
映画の最後では霊をすべて取り払われてギリギリで電車を止める。
ハッピーエンドに駅が包まれた。
しかし心霊電車の仕掛人である社長は誰にも見えなくなっていた。
それはなぜか？答えは映画館で。）
映画『電車を止めるな！』公式サイト (dentome.net)
