東京・日野「いのちのミュージアム」(その4)

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「0(ゼロ)からの風」上映会を終えて、
いのちのミュージアムに戻り、まず階段を登りきった右側の教室だった
らしきスペースの方向へ行くと、子供たちの声が聞こえた。
のぞいてみると、ここはワークショップで
「いのちのアトリエ」の看板があった。
子供たちが作品を作っていた。ふと映画を思い出した。
最後のシーンで教室の子供たちがみんなで一緒に作品を描くところがあった。
創作を通じて「いのちのつながり」はみんなのつながりから始まることが
実感できるというわけだ。ふと廊下のほうを見てみると

なんだろうと思って目を近づけると、葉っぱには個人の名前やメッセージが書いてあった。
「感謝の木」みんなが参加することで枝だけの木に多くの葉が生い茂り
生き生きとした一本の木に成長する。
たくさんのつながりが出来ることに感謝し、その思いを分かち合おうということかもしれない。
さっそく私も参加。近くの机に置いてあるウレタン(?)製の葉っぱにマジックでメッセ―ジを書いて
貼り付けた。shiraikeと書こうかと思ったが本名で書いてしまった。
ワークショップの隣は事務所になっていて映画にも協力したらしい関係者と、
ミュージアムのスタッフが話を交わしていた。
子供たちが自由に描いた絵で埋め尽くしたお手洗いを抜けてすぐのスペースで
目に飛び込んできたのは1枚の絵だった。
「Mother」
作者は花周(カズ)さん。
精神病闘病中に自殺未遂をしたあとに
「生命のメッセージ展」を見て衝撃を受けたことから
再び生きることを決意したという。
闘病生活を送る一方で、知的障がい児のサポートを続けているという。

これはパンフレットです。
絵のほうはどうぞミュージアムで見てください。
だれもがその作品にかけた思いを無視することは出来ないでしょう。
しかしその反対側にある作品にさらに衝撃をうけたのだった。(つづく)

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