レッツボランティア「補助犬の世界を覗いてみよう」の話

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(約1か月の話になりますがごめんなさい)
先月13日、松戸市社会福祉協議会の地域福祉推進センターの主催で
ボランティア講座「レッツボランティア」が行われた。
これまで「バルーンアート」「チラシであそぼう」などをやって来たが
この回では「補助犬の世界を覗いてみよう」がテーマ。
盲導犬について知っている人はいるとは思うが、
聴導犬介助犬を含めて補助犬と呼ばれている。
最初に見たビデオでは、
盲導犬だけではなく介護犬の活躍ぶりも紹介されていて
目、耳や下肢などが不自由な人が
普通の人となるべく同じように動けて
勉強や仕事、日常生活を送る上で欠かせない存在になっていることがよくわかった。
その後、「盲導犬を普及させる会」会長の池田弘さんが、
補助犬が育てられ、一人前となって活動して余生を過ごすまでの話をして
日本は欧米各国に較べて普及が低く遅れていること。
盲導犬は1頭を育てるのに約200〜300万円と高価であること。
そしてハートビル法、交通バリアフリー法、身体障害者補助犬法の3つの法律が
2003年までに施行されたことで、やっと日本が補助犬を社会全体で受け入れてくれる
環境が整ったことを説明して、補助犬交通機関、病院、公共施設、商店などで
同伴拒否になるケースがそれまで多かったことと
いまでも一部でそうなっている例もあると訴えた。
松戸市では「普及させる会」による寄付活動で、
昨年2月に待望の盲導犬が松飛台に誕生したが
私も実際に盲導犬を市内外で見ることがほとんどなかったので、その理由がよくわかった。

この後に森公子さん(柏市在住)とパートナーのシェリー(盲導犬)さんの登場。
森さんは現在これまで勤めていた仕事をやめて、
視覚障害関係のボランティアなどであちこちを飛び回る毎日だそうだが
シェリーさんは頼りになる存在だ。
その理由として、 1.ハイブリットなど音の出ない車が増えた。
     2.点字ブロックが杖から外れたり、自転車などが置かれると事故のもとになる。
     3.そういうことが多くなり、年齢を重ねて杖を頼りにするだけでは
       帰宅した時の疲れが激しい。
     4.遠出をするときに家族に必要以上の迷惑をかけずにすむ。と話してくれた。
その後、参加者全員で目の見えない人と案内する人の2人1組で体験歩行をすることになった。
盲導犬が道を歩く時はユーザー(視覚障害者)の指示で動き、道の段差や目の前に危険がある場合は立ち止まったり
誘導したりしているが、信号を待つときに青から赤に変わった時などがわからないことがある。
「その時に少し勇気をだして、何かお手伝いすることがありますかと声をかけていただき
 道案内をしてほしいのです。」というわけなのだ。
実際に、このチョボラ(ちょっとボランティアの略)をやるときは
まず声をかける時に安心感をもたせるために自分の名前を必ず出すこと、
ユーザーさんは左手でハーネス(盲導犬をつなぐ銅輪)を
持っているので、右側に回って道案内をすること。
などが肝心なのがよくわかった。

そして道案内で最も大切なのは方向や道の段差や曲がり角を事細かく教えるために
自然体でユーザーさんと会話を交わせることだと強く感じた。
(明日は盲導犬クイズ)
盲導犬を普及させる会」
http://www.modokenfukyu.net/index.html
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