自転車で野田まで(2)

江戸川岸から野田市街へ入って、ときどき工場から出るトラックやタンクローリーとすれ違いながら、工場地帯へむけて小道に入ると
なぜか歴史の小道に入りこみ、そこからさらに川よりに戻るとキッコーマンの中野台工場にぶつかった。
広くて大きいだけではなく、グラウンドのような所があったのでよく見たら

キッコーマン野球場」と書いてあった。総合病院があると聞いていたが野球場があるとは驚いた。
すぐ近くには市営の上花輪浄水場があったが、もともと野田市の水道はキッコーマンが自らのために引いた水道を
市民にも還元したことが始まりで、戦後になってから市営になったと以前読んだ「企業を愛する子どもたち」という本に書いてあったことを思い出した。
その近くを見ると、なんと

いかにも元工場といえる建物と広大な空き地が広がっていた。
工場を縮小して再開発するのかなと思い、ケヤキ並木を北にいくと

レンガ倉が見えたが一般公開は中止しているとのこと、残念。
近くにあった上花輪歴史館があったが、こちらも修繕中で来年3月末まで閉館とのこと。
そしてこんな風景も見かけた。

百年以上も生きたケヤキなのだそうだ。ものすごい大きさだった。

このあたりで空腹を感じ、昼食をとるため野田市駅方面へ向かった。
その途中に通った駅前通りアーケードはこんな風だった。

この道は東武野田線の前身である総武鉄道野田市まで開通したときに線路が敷かれていたという。
いまでも東武野田市駅は独特の駅舎で構内が広いのもその名残りなのだ。
(つづく)