行く道、帰る道、それから寄り道

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きのう路地裏のことについて書いたが、
訓練のために通う「行き」への道は
いつも経路が早いルートを優先する。
というよりも、目的地まで迷うことなく
わかりやすい道を選んでしまう。
本当は表通りを少し外れて
あの小さい道を曲がったほうが早く着くのがわかっているのに
どうしても表通りをそのまま歩いてしまうことが多い。
カーナビのようにはいかない。
「帰り」の道になるとそれが逆になる。
多少迷ったって距離はそんなに遠くない(訓練校から北千住まで徒歩7分以内)し、
不思議に寄り道をしたくなる時がある。
心に余裕があるからだと思う。
道をすこし外れて新しいルートを行くことは
ひとつの冒険によく似ている。
そこで多少困ったことがあっても
周りを見ていると、自分と同じ方向に行く人の姿があったり
道を教えてくれそうな人もいたりして
不安がすこしづつ解消されて、
そして何か、ちょっとした宝物を見つけた気分にさせてくれる。
いままで通勤といえば、人通りのない大きな道や、
畑のなかの一本道ばかり歩いてきたので
北千住駅周辺のような小さい道が入り組んでいるところは
私にとっては新しい好奇心に満ちあふれさせてくれる。
ちなみに同じ訓練生の中からも
「この道を少し曲がると駅に近いんですよ。」
「そこはまだ行ったことはないなあ。」
と休憩中の話題のネタになることがよくあります。

松戸新田駅の連絡階段から。富士山が見えたが
 伊勢丹ビルに阻まれてしまった。残念!)
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